偵察の帰り道。
きっと、目が合ったのも、剣を向けたのも、同時だったと思う。
いや、訂正。私の方が反応は鈍かった。雪の光に、金の髪をひらめかせた女の子。意志の強そうな瞳が、真っすぐに私を射抜く。
綺麗な目だな、なんて悠長に考えていられない。
雪に足が絡めとられて、思うように動けなのだ。ジェルドでも雪は降るけれど、ここまでの降雪量は初めてだった。
身体が重いのは、雪のせいなのか、振りかざす剣のせいなのか、それとも。
お借りしたキャラクター様の行動を縛るものではございません。
不都合等ございましたら、パラレル・スルーしていただけますと幸いです。
お借りいたしました。
マダレナさん【illust/73375933】
2019-02-27 23:39:13 +0000