「ん。これだと大体二か月ってところかな?
はっきりした時期は期限が迫らないとわからないけど、そうしたら印が浮かんでくるから大丈夫。
もう一度言うけど、印が浮かんだら預けたものはちゃーんと全部引き出してね。
じゃないと、ぜーんぶオイラが貰っちゃうよ?ニシシ」
種族:魔法生物
性別:無し
身長:70cm
年齢:13(※自我を持ってからの年数。体は改造された時点から変化していない)
一人称:オイラ 二人称:あんた、お客さん
・経歴
元々は普通の獣人で、しかし先天的な異常で一切の思考ができない植物状態であったことから、魔術師によって買い取られ魔法生物として改造される。
便利な倉庫役の人形として改造された副産物として身体機能が回復、正常な思考ができるようになり、やがて自我に目覚めて旅人となる。
決して、迷子になった上にそのことに気付いてすらいないわけではない。
自らの特性を利用して、預かり屋という仕事で路銀を稼いでいる。
・能力
腹に異空間に繋がるゲートがあり、その中にあらゆるものを貯蔵することができる魔法生物。
明らかにゲートより大きなものでも収納できる。(いわばド〇えもんのポケット)
異空間内に入った物は「時空パック」により瞬間的に時間停止され、完全な状態で保管される。
ただし、「生きているもの」とそれが触れているものは異空間内でも現世と同じ時間の影響を受ける。
生きているの基準はいわく「心があるかどうか」で、もっと厳密にいえば「自発的な思考ができるもの」。
たとえ無機物やアンデッドでも、自らの意思を持っているものは「生きている」と判定される。
しかし、入れること自体は可能だがすぐに拒否反応を起こして吐き出してしまう。
唯一、ゲーベだけが「裏返る」ことで自身の異空間内に入ることができる。
:裏返る
異空間に物を入れるときは腹のゲートを開く必要があるが、ゲーベが中に入る際には必要ない。
その時は体の末端からシュルシュルと内側に吸い込まれるように「こちら側からあちら側へ」入っていく。
両手だけ、頭だけ、足以外、のように部位だけを「裏返す」事も出来るが、次元が違えど体は繋がっており、バラバラにできるわけではない。
裏返った先では毛の色が白から黒に、目の色が金から赤に変わる。
全身を異空間に入れた場合、あらかじめホームとしてマーキングしてある場所(一箇所限定、更新可能)、消えた場所、契約しているお客の召喚印のいずれかを目印に還ってくる。
これを利用して疑似的に長距離ワープできる。
・性格
魔法生物として、彼は受け答えに対して「嘘をつけない」ように造られている。
「回答の拒否、黙秘」は出来るが、知っている事実と異なる事実を喋るという事が出来ない。
故に、嘘をつかずに言ってはいけないことを言わないようにするために、事実を述べつつ相手に誤認させるような言い回しを覚えていった。
そのため人を食ったような言い回しをすることが多く、「ニシシ」と含みのある笑いをよくする。
これは、常に言葉に気を付けている緊張を紛らわせようと、いつの間にかついた癖である。
根は素直で、気を遣わずに本当のことをペラペラしゃべっても大丈夫な相手を求めている。
なお、本人が勘違いしていたり騙されたりしていた場合は嘘をついていないので、言ったことが必ず正しいとは限らない。
--------------------------------
戦闘力皆無の便利な荷物持ちです。よろしくお願いします。
こちらに居候することになりました→旅団【猪風堂々】 illust/73043846
2019-02-17 16:15:24 +0000