「ルィバより自分で飛ぶ方が小回りが利くけれど、何せ疲れるからね」
「グレイ、この魔鉱石そろそろ換え時だ」
「明日は晴れるよ、このいのちを賭けてもいい」
「オールン、あの男が消した町を僕は知ってる…忘れるものか」
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名前/リフラ・マウスィミー
年齢/47歳(外見年齢は16歳程度)、身長/153㎝
一人称/僕、公の場では私。
二人称/大抵の相手は呼び捨て、身分が上の者には~様、~殿など。
敬語も使えるが~だね、~だよ、などあまり畏まらない喋り方をするのが殆ど。声のテンションは淡々としている。
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ドラクボーン【illust/73014231】においてオーブラカ、ルィバの魔法技術面における整備を担当している魔法使い。
精霊種の血を引いている為外見年齢の成長が遅く、姿は少女そのものだが中身は実に落ち着いた47歳である。
昔ミラセラの魔法院を卒業した後、風の向くまま気の向くまま各地を渡り歩き、辿り着いた町で困りごとの相談に乗って日銭を稼ぐ暮らしをしていた。
そして数年前ファイアランドにてグレイ【illust/73037403】と出会い、魔法の腕を買われてドラクボーンで雇われる事となる。
本人は生来の気質としてひとところに留まらない生活を好むのだが、機械に魔法の術式を組み込んで飛ばすのも、あちこち飛び回って仕事をするのも割と悪くないと居座っている。
ギルドカードは腰のベルトに括り付けている。
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かつて旅の途中、フードの中に入り込んでいたいのち【illust/72940905】を連れ歩いている。
その内逃げるだろうとか腹が空いたら食べるかとか、欲しい者がいれば誰かにあげようと思っていたが、案外その機会がないまま時が過ぎ、成長して今では結構大きくなった。腕で抱えるのに丁度いいサイズ。
時折気まぐれに賭け事の景品として出しもするが、それも負けたことがないので自分の元を離れたことがない。
本人が適当につけた名前はぼたもち。体色が東国の菓子を連想させたからとの事である。
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好き好んで荒事に首を突っ込む性格ではないが、売られた喧嘩は買うタイプ。
風属性の魔法と相性がよく、対象を吹き飛ばす、カマイタチを起こして斬撃するなどの戦法を取る。
自身の周囲と足に金色に光る魔力を展開させて飛ぶことも出来るが、短距離はともかく長距離だと魔力消費で疲れる為、そういう時はルィバを使用している。
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オールンがかつて吹き飛ばした町を、彼女は旅で訪れたことがあった。
ありふれた町。よそ者を歓迎しない者もいれば笑顔で迎えてくれた者もいた。
風車の調子が悪いと相談されて、淀みの原因を探して風の通りを良くしたら温かいスープをくれた。
近い将来結婚して子供が生まれたら、その時は名前を付けてほしいと頼んだ娘の笑顔も鮮明に思い出せる。
全て、全てあの男が消してしまった。
そんな危険人物を召し抱えるファイアランドという国に心底呆れたものだが、ドラクボーン自体には愛着があり、また同国であれば後ろから狙う機会があるかもしれないと留まることにした。
敵があの男を討ってくれればそれでいいが、もし駄目ならばこの手にかけることも辞さない。
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ドラクボーンに二人目投下します。
魔法技術面での整備担当、時々配達もする黒髪紫目褐色魔法使い、オールンぶっ●したいウーマンですよろしく。
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一章→アンダーリアの乱【赤】
二章→オーブラカがブルーランドとホースヒル両方行き来してるのに合わせて、つまりはどっちの戦場にも現れます。
三章→二つの戦場行き来してます
四章→上に同じく(オールン殴れそうなレッドヴァルメインかと思われ
企画元pixivファンタジア Last Saga【illust/72934234】
2019-02-17 13:06:31 +0000