義によって助太刀
「生きとし生けるものすべて、やがて土に還る運命(さだめ)。だが私はそうはならん。」
「その血肉、骨の髄まで私が喰らえば、お前も私の中で永久を得る。だから案ずるな。死ねッ!」
「あァ?喉笛食い千切ってその五月蝿い鳴き声を真似てやろうか?」
「砂糖菓子私の分残しておいてってゆったッ!馬鹿!もう知らねェッ!!!」
■優陽(ユウヒ)
年齢不詳/192cm/男
一人称:私 二人称:お前
元々は東の亡国にて生まれ、放浪の末にこの大陸へと辿り着いた。
人の姿を保ち、自らを亜人であると言うが真の姿は大陸で「タラ フォルゲリアス」と呼ばれる竜種。
東の亡国では「千遷竜」と一部の地域で伝えられている。
魔術によって変化したまま、仲間にもその真の姿を見せることは今の所無い。
「タラ フォルゲリアス」またの名を「千遷竜(チセンリュウ)」は大陸でユウヒを除く僅か一頭のみ生息が確認されている。
淡い金銀の竜とされ、様々な環境に適応出来るよう、日々進化を続け、生殖可能な年齢になれば雌のみ、単為生殖を可能とすると言われている。
気性は荒いが知能も高い。
ユウヒの場合過酷な環境……主に戦場で人間の相手を続け、進化を続けた結果、脳を発達させ魔術を取得した個体である。
竜の姿では鷹の翼を持つ。
タラ フォルゲリアスの身体は使う頻度の少ない器官を退化させる為
考えることが少なくなったり、一定期間読み書きや会話を怠ることで脳が退化し、ユウヒは言葉を忘れたり、己を制御出来なくなる。
その為、ユウヒは書物と対話を好む。話すよりは読むのが好きなようで、暇があれば読書をしている。
誰にでも食って掛かるところがあり、時には団長にすら攻撃しようとする問題児。
好戦的な為前線がだいすき。
傭兵団へ入団してきた理由は語らないが、戦には思うところがあるらしい。
仕事を命じられていないときは大体いない。何してるのかは分からない。
喰らうことによって他の遺伝子を取り込み、更なる進化を望めるとユウヒは信じている。
望みは「完璧な生物へと成ること」
”悪食”の名は殺した生物を見境なく口にする様から。
戦闘では主に魔術を用いる。特に得意とするものもなく、全般そこそこ出来るレベル。
とはいえそこそこでしかないので、そこまででもなく、元祖器用貧乏。
本領はやはり本来の竜の姿にあるのだが、今の所本領発揮したことはあまりない。
遠い東の亡国が滅ぶ前、とある鷹匠の女が険しい山道で怪我をして弱る竜を見つけた。
その竜は伝承でのみ伝えられる「千遷竜」であり、女の家の家紋にもなっていた。
縁を感じた女はその竜を助け、手厚く介抱する。
比較的気性が穏やかだったその千遷竜は優陽と名付けられた。
怪我の療養中に衰えた筋力を取り戻すついでに、彼女が仕えていた鷹たちと共に狩りを手伝うようになった。
千遷竜は野に戻ることはなく、恩人である女に仕えた。
しかしやがて国を滅ぼす戦が訪れ、女も戦へ駆り出される。優陽もついていって、優陽と鷹匠の女は猛々しく戦った。
いつの日か遠く飛んできた矢に刺さり、女は重傷を負う。
女に死が近づき、優陽はそれを悲しんだが、死ぬ間際、女は優陽に呪いをかけた。
竜は耳元に囁かれたその呪いを受けると、竜は既に息絶えた女の肉を食らい、女の羽織を咥えて、空へ消えたという。
竜の姿はその内補足で出します。
交流などはご自由に使ってくれると嬉しいです。
竜であることについてなど、気付いたり知っているなりもお任せ致します。
不備などありましたらご連絡下さい。
■金烏傭兵団【illust/72937833】
黒点隊【illust/73431600】に所属させていただきます。
入団した理由、自らの正体、目的等は全て隊長にお話しているはず。(その内きっと明かされる)
お仕事は基本的に隊長に言われたら何でもやりますが、夜間の奇襲や暗殺の補佐をしていると思います。(竜の姿での乗り物役、死体の掃除、魔術による支援)
表向きはちゃらんぽらん
■pixivファンタジアLastSaga【illust/72934234】
2019-02-17 05:06:59 +0000