柊【illust/73325460】が常に持ち歩いているトランク。製作者は彼の育ての親である高名な魔術師(現在は死去)。
見た目はただの古ぼけたトランクだが、内部に異空間を創造する機能を持っている。創造される異空間の広さや機能、形態などは使用者の魔力とイメージ力次第で、一流の魔術師であれば小国一つ分の空間を創造出来るらしい。ただし、魔力を持たない人間が使用しても普通のトランクとしてしか使えない。
180°開けば異空間への出入り口が現れ(この時は使用者の身長に合わせてトランクの大きさも変わる)、90°開けば異空間内部に設置した任意の倉庫や道具箱と繋げる事が出来る。
また、使用者の魔力次第では、使用者が異空間内部にいる状態でトランクを閉じたり、更にはトランクを不可視化する事も可能。
非常に強力で便利な機能を持つが、使用者の条件も厳しく、「高い魔力」と「一般人『以下』の戦闘能力」が求められる。
武術であれば実戦レベルの護身術や剣技、魔法であれば戦闘用に創られた魔法(補助魔法や防御魔法も含まれる)を一つでも修得していれば戦闘能力を有すると見なされ、触れようとしただけでも弾かれ、異空間へ入る事も出来ない(この時の衝撃は戦闘能力の高さに比例する)。
なお、弾く効果はある程度戦闘行為そのものにも発揮されるらしく、並の武器攻撃や飛び道具、下級の攻撃魔法程度であれば弾き返す事が出来る為、盾としても使用出来る。
ちなみにこれらの条件や効果は、計算して付加された機能ではなく、原因不明の魔法技術のバグであるらしい。
所有者である柊は、トランク内に森に囲まれた小さな村【柊元郷】を形成しており、ここで動物達を飼育している。また、20人程度であれば永続的に生活出来る設備が整っている為、戦災難民の保護や避難補助等の活動を行っている。
なお、異空間内の村には研究所も備わっているが、寂しがり屋のヴェント協会長【illust/72967498】を気遣って、与えられた協会本部の研究室を使用していた(現在は休職中につき未使用)。
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イラスト字を間違えてますね…。
「認意」ではなく「任意」です。失礼いたしました…。
2019-02-11 22:50:58 +0000