その鴉には、生命(いのち)の色がみえたという。
物を語るように、鴉は傍らの幼子に己が眼(まなこ)にみえる全てを告げた。
幼子は生まれつき世界を見ることができなかったが、不幸せではなかった。鴉が語る世界はいつも色鮮やかだったからだ。精霊のざわめきも、戦火けぶる場所も、等しく。
しかし鴉は、それをよしとしなかった。
鴉にとっての幼子は愛し子であり、いつしかそのみえる世界を分かち合う者だった。
「おまえにも、わたしのみえるせかいをわけてやりたい」
分け与えられたのはその片の眼(まなこ)。彼女は今日も、そのかがやきを眼に映す。
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ヘリファルテ/女性/そこそこ長生き
一人称:わたし/二人称:あなた
魂見の鴉から片目を分け与えられたことにより、通常の視界に加え魂の色が見えるようになった。それを何より美しいものと思っており、もっとも美しいものをみたいがために戦場に現れる。眼の影響により鴉との同化も進んでいるが、本人はそれを受け入れている模様。
辻斬り他魂のパーソナルカラー診断ばっちこい!(?)よろしくお願いします!!!!!
2019-02-11 15:30:21 +0000