日の登っている間、後方にて物資輸送を行っていた少年は、
月が輝くときに小高い崖から前線を眺めた。
田舎生まれの彼が知る街などとは比べ物にならないものが、
そこに佇んでいた。
後方から眺めているにもかかわらず、まるで目の前にあるような
威圧感を与える"それ"は少年の国の敵なのだ。
だが、羊飼いとして過ごしていた日々から一月も経たずに
戦場に立つ少年には、敵というものが心から理解できていなかった。
ただただ純粋な心で、巨大な"それ"の存在に感動していたのだ。
------------------------------------------------------------------
■変遷
【illust/72948718】→【illust/72985775】→【illust/73013523】
→【illust/73044382】
→【ここ】
■補足
ちょっと周りのものとの比率がおかしいかもしれませんが、
ベンから見た光景ということで、ご了承ください。
飛空艇が かっこよかったから 描きたかっただけなんです。
■リンク関係
背景の植物に氷雨【illust/73029578】
遠目に見えるのは黒梯騎士団ベアステイル様の大型浮遊空母ベアステイルおよび騎獣【illust/72939380】
またでかいものみてはしゃいでるベン(戦争しろ)【illust/72948718】
【企画目録】pixivファンタジア Last Saga【illust/72934234】
【第一章】 戦いの火【illust/72934367】
2019-02-10 17:13:45 +0000