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ダークトヨタ・ライジング「アキュリース戦記日記」novel/10696476
騎竜騎士とは、巨大な体躯を誇る装甲騎竜族illust/49697309でありながら
「人間との生存領域の融合点」で生きるために生まれた人化分身技能
ヒトガタと呼ばれる人間形態での行動を主とし
その状態で武器と武芸を駆使して戦う、「人の形をした竜」達の総称である。
幾つか流派のようなものが少数存在する、一際名高いのが「青角」の一派である。
これまで騎竜騎士としてそれぞれが偏屈な個人でしかなかった存在を
弟子を取って技能文化の一つとして後に継承させようとした最初の一門の一つ。
幾つもの大戦をくぐり抜けた歴戦のドラウディオンがその頂点として
「青角」当竜が最強の名を欲しいままにしている…と言われている。
が、その実態は件の「青角」が自身の武芸を気に入った相手に仕込んでいくだけで
「青角」本竜は武術の道場を開いたつもりもなく、「姉弟子」が旅に出た先で
あれこれと尾ひれをつけ、師の強さと渋みのある戦闘哲学を語って歩くうちに話が膨らみ
少数精鋭の独特の戦闘概念と哲学を求めた一派と認識されるようになっただけである。
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「姉弟子」
青角の噂を聞きつけ騎竜族の巣「都」からやってきた極めて大型の装甲騎竜
種族のトップヒエラルキーに属していたが、何故か青角のあり方に心酔しており
渋る青角をドゲザで説得、彼女の騎竜族最初の弟子となる。
竜としての体躯に優れる分、ヒトガタを操る才能に乏しく騎竜騎士としては大成が見込めない
師の記した(代筆)長大な従軍記を暗記しているフシがあり、師の言動を都合よく解釈する
修行の旅最中に師の姿を自分の主観で存分に語らったことが、現在の噂を生む結果に。
「青角」
騎竜族としては珍しく人族国家で貴族をしている、長年戦場を駆けた歴戦の騎士竜
最強の騎竜騎士として名高いが、名高くなっていることを本人は今ひとつ察していない
最近妙に都会住みの同族達から敬われるなと不思議に思い、鍛錬の邪魔なので困惑している
「姉弟子」が旅から帰還して不得手な社交を彼女がやってくれるため執務から開放され
喜びのあまり思わず一日20時間毎日鍛錬してしまい、主君友人知人とご近所にドン引きされる
自分の鍛錬だけではいけないなと妹弟子の鍛錬も同時にやった結果、妹弟子はガチ泣きした。
「妹弟子」(アキュリース)illust/72940166
幼さを感じさせない異様なヒトガタのコントロール能力に感銘を受けた青角が拾ってきた娘
何かの混ざりであるらしく、騎竜族の都にはあまり入りたがらない、光り物が好き。
ラスト大陸に一人できたので、姉弟子とお師にお手紙という名の怪文書を送るハメになった。
2019-02-02 09:44:15 +0000