【マ2】クドリャフカ/葬木場 微

スギタ
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こちらの企画に参加させていただきます(illust/70927254)
※強制死亡ありR-15企画

【2/14 レゾナンス数字該当のため死亡致しました】

「あの輝く星々の一員になれたら…それはとても素敵なことだと思わないかい?」
「なんでキミを助けたのかって?キミが気に入ったからかな…なんて、冗談さ 本気にした?」

「はは…それはよかった。僕で良かったらまたいつでも相談に乗るからね」
「あの姿の僕と今の僕…どっちが本当の僕かって?どっちだろうね…ごめん、自分でもわからない…」


名前:クドリャフカ/葬木場 微(そうきば かすか)
身長:133cm/168cm 年齢:見た目10歳ぐらい/25歳
職業:黒鴒高等学校教師(担当科目:理科) 魔法:消失(透明化)/依代:斧
願い:「 星になりたい 」

社会人になった頃から常人とは違う自分の異常性に薄々気付いており「消えたい」と願っていたが実行に移す勇気がなく悩みを抱きながら毎日を過ごしていた。ある日神の声を聴き、自身を解消するべく願った
現時点ではこの世界から消えてなくなりたい、と大体同意義です
自殺や誰かに殺されて死にたいわけではないので、殺されそうになったら抵抗します
人当たりの良い印象なのは現実でも反転世界でも変わらないです
魔法使いの姿では対人関係を気にしなくていいためかいつもより饒舌になり人との対話を楽しんでいる様子。軽いジョークを飛ばす一面も。
現実では常に黒い手袋をしているが、理由は子供の頃に受けた傷痕を隠すため
手袋の事を周囲に尋ねられたら肌が弱いから、等と伝えています

(01/14)素敵なレゾナンス相手様と逢えました!
ラビット・ゼロ/乃兎 哉 さんillust/72218935

「やあ、また会ったね。兎さん」

キミと二回目に出会ったとき、キミは怒ってボクのことを探していたのかと思っていたんだ。
以前、キミが追いつめていた"獲物"をボクが逃がしたから。

「あのときは邪魔してごめんね?だって彼、助けてほしそうに見えたから」
「…そうじゃない?じゃあどうしてボクに話しかけてきたの?もしかして…帰る手助けをしてほしいのかな?」
「どういう意味かって?ふふ、だって月の兎が落ちて来たのかと思ったからさ。なんてね、また会おう」

また会おう。なんて言ったけど、そのときのボクはもう彼に会うつもりなんてなかった。
ここは殺し合いの世界。相手にまた会える保証なんてないのだから。
…そう思っていたけれど、キミとは偶然にもその後何度も出会うことになる。
偶然…?いや、もしかしたら"神様のお導き"だったのかもしれない。

…………

「こんばんは、…おっと、キミの足元に転がってるその魔法使いみたいにボクを燃やさないでよ?あいにくボクは仏様に身を捧げるつもりはないんだ。キミたちと違ってね…ふふ?怒った?ごめんね?」

…………

「…、キミか。こんなところでぶらぶらして、女王様に呼ばれてるんじゃないのかい?遅刻したら首が撥ねるかも…なんて、兎ジョークだよ。キミは面白く思わないのだろうけど」

…………

「ボクはね、星になりたいんだ。あの空に輝く星々…素敵だろう?ボクもああなりたいなって。どうしてキミに話したかって?…キミにだからこそ話したのさ」

いつものように偶然出会ったキミと会話途中、突然降ってきた魔法。…魔法使いだ。
ボクと彼をめがけて襲ってきた相手は二人。こっちを殺すつもりでいるんだろう。

「逃げよう。ボクから離れないで、一緒に走って」

ボクは考える暇もなく彼の手を握り、走り出していた。ボクの魔法には時間制限がある。それまで遠くへ。遠くへ。二人で。
あの状況なら一人で逃げ出すことも出来たはずで、だけどボクはそれをしなかった。どうしてだろう。ボクはあの日偶然出会ったこの幼い少年の姿をした魔法使いに死んでほしくないと、いつからかそう思っていた。思ってしまっていた。
ボクは…彼と何度も出会ううちに―
自分の想いを自覚した時、ふと彼の手が暖かいことに気付いた。

「ここまで来れば…大丈夫かな」
「ああ、ごめん。びっくりした?これがボクの魔法。少しの間姿を消すことが出来るんだ」
「…なんで助けたかって?…ふふ、どうしてかな?」
「あのね、ボクはこんな風に誰かと話したことがないんだ。でもキミとは素直に話せて、キミと話してたらとても楽しくて…いつしか今日もキミに会えたらなって思うようになって…知ってた?いつからか、ここに来たらキミのこといつも探してたんだ。おかしいね、本当はボク達、殺し合わなきゃいけないのに」
「…好き?ボクがキミのこと好きなんじゃないかって?…なるほど、キミがそういうならそうなのかもね」

「キミのことが"好き"だから、キミに死んでほしくない…そう思うんだ。だからボクは、キミを守りたい。全てから」

「…ボクは、クドリャフカ。…ふふ、不思議だね。キミとは何度も会っているはずなのに今更自己紹介なんて」

「キミがもし…ボクと共にいてくれるなら」

「今度はキミから ボクの手を取ってほしい」

キミに手を差し伸べたボクは、上手く笑えていただろうか


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「…テストの範囲で教えてほしいところがある…?うん、いいよ。ちょっと待ってね」

最早僕の定位置となっている理科準備室の扉を叩く音がする。
静かに、淡々と。まるで彼の心を現しているかのように。
僕が黒鴒高校に採用された数年前の春、彼は入学したばかりの高校1年生だった。
それがもう彼は三年生。大学の入試が控えてるこの時期は生徒も教師もピリピリしてる。けれど彼と話すひとときが安らぐのはきっと彼に自分とよく似たところを感じるからだろう。

「…どうかな、もしこの説明でわからない所があったら…そう?ふふ、ならよかった」
「乃兎くんみたいな勉強熱心な生徒がいてくれるとテストの作り甲斐もあるね。大丈夫、今回はそんなに難しくしないから」

にっこりと微笑むと彼は他の人にするのと同じように、僕に微笑みかえした。


※キャプション編集中…

(キャプション最終更新 2019.2.14)

「ボクたち、ベルカとストレルカになれるかな」

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2018-12-31 19:10:55 +0000