久々の植物擬人化シリーズ。神話での逸話や、エウレカセブンでもキャラクターの名前として、ドミニクの贈った花として登場したアネモネです。種類によるそうですが、12月から5月に花を咲かせるようです。おそらく、冬咲きのものと春咲きのものとがあると思われます。ギリシャ神話では二つ逸話があるそうで、デザインの参考にした逸話では、美の女神・アフロディテ(ビーナス)に愛されていた美少年アドニスが狩りに出かけたとき、アフロディテの愛人である軍神マルクスが姿を変えたイノシシの牙にかけられ命を落としてしまいます。その亡骸に駆け寄ったアフロディテの流した涙がこの花になったんだそうです。もう一つの逸話としては、西風の神・ゼフュロスに見初められた、花の神・フローラの侍女アネモネ。フローラは嫉妬のあまり彼女を花に変えてしまいました。春風がアネモネを優しく撫でるのは、ゼフュロスが今でも彼女を愛しているからだそうです。ちなみに、アネモネの花言葉として「絶望」がエウレカセブンでも取り上げられていましたが、他にも「はかない恋」「恋の苦しみ」「薄れゆく希望」「辛抱」などの辛いものとともに、「清純無垢」「無邪気」「待望」「期待」「可能性」といった明るい花言葉も持ち合わせています。特に、赤のアネモネは「君を愛す」、紫のアネモネは「あなたを信じて待つ」という花言葉を持っているので、赤紫のアネモネを選んでみました。…たしか、ドミニクが作中でアネモネに贈ったものは赤いアネモネだったと思います。ナイス、ドミニク! ★たくさんの評価とブクマ、ありがとうございます!とっても励みになっております!
2009-11-18 14:05:48 +0000