――その日、少女は仮面を天高く放り捨てた――
「さあ!! 道を空けて!! 邪魔をする奴は遠慮なく斬り捨ててあげるから!!」
◆手弱女手鞠(たおやめ・てまり)
東軍/三年生/149㎝/一人称:私、手鞠/二人称:貴方、~さん/タメ口(年上には敬語)
キャラ詳細補足【novel/6866584】/過去話【novel/8965080】
◆一年夏【id=56977615】/一年冬【id=60321423】
二年夏【id=62974318】/二年冬【id=66119185】
三年夏【id=68808290】/盆夏祭【id=70490536】
◆かつては近寄り難い雰囲気で周囲を寄せ付けない孤高の奇人だったが、今ではその面影を感じさせない程柔和でフレンドリーに。
過去のトラウマから自らの素顔を覆い隠し、『孤独を赦される程の強さ』を手に入れるべく心剣使いの道を志していた哀れな少女。
だが自身にとって本当に必要だったものが『大切な人達の支え』であるという事に気づき、自身が本当に目指すべき未来を見定める。
――そして此度の冬闘乱開戦の合図と共に、今まで頑なに外そうとしなかったガスマスクを勢いよく脱ぎ捨て、天高く放り投げた。
敵味方問わず大勢の人間が自身の素顔に動揺し視線を注ぐ中、彼女は構わず一点の方向だけを目指す。
正真正銘、これが最後の闘乱祭。
ならばやるべきことはただ一つ。
最後にもう一度、大切な“あの子”と、一対一の真剣勝負を――
「え? いつもと口調が違う? へへっ実はこっちが“素”だったりするんだよね~、びっくりした? あぁそうそう。手鞠今探している子がいるんだけど、良かったら一緒に探してくれないかな?」
◇今夏、母のバックアップの元『スリーズ』の姉妹ブランドとして、自身のファッションブランド『アンシャンテ・マリー』を創設。メインコンセプトは自身の大好きなゴシックロリータ調。盆夏祭の折に着用した浴衣一式も手鞠のデザイン。
卒業後はブランドの経営に専念する傍ら、姉の勧めで退魔師専門のとある派遣協会(何と副業大歓迎)に籍を置く事に。プロとして活躍する姉のようにとまではいかずとも、自らの剣を必要とする人が現れたとしたら、その人の為に遺憾なく力を行使するつもり。
◆Special thanks!!
初 白雪ちゃん【id=72147860】
ダルヴァン=空鳩月くん【id=66226098】
桐生梅千代さん【id=66261894】
小鳥遊アトリちゃん【】
アルベルト・エーデルシュタインくん【】
西宮八雲ちゃん【id=72041150】
◆心剣:夕紅実桜・泡沫ノ夢(ゆうべにみざくら・うたかたのゆめ)
軍刀型の心剣。手鞠の宝物である口紅の意匠を模している。桃色の刃からは常に花弁が舞い、さくらんぼに似た甘い芳香が漂う。所有者以外の人間には抜刀できない。
かつて常時顕現型だったソレは前回の闘乱祭を機に召喚型へ移行。そして手鞠にとって最後の闘乱祭であるこの日に限り、彼女の全力に応え“覚醒した姿”で顕現する。刃から零れ舞う花弁は自身と対峙した人間を鼓舞し、最良の戦いへと導く。
そして最後の勝負を終えた時、その心剣は静かに眠りに就くだろう。手鞠が再び剣を執るその日まで――
「手鞠は一人きりなんかじゃなかった。手鞠の周りにはいつも“誰か”がいて、その大勢の“誰か”のおかげで今の手鞠がある……本当に奇跡みたいなことなんだなって思うよ。皆と一緒に成長できたこの三年は、手鞠にとって一生の宝物……本当に、ありがとう」
◆三年間大変お世話になりました!! 既知関係を組んで下さった桐真ユタ様、ノコノコ森様、鯱丸様、そして企画主催様、これまで手鞠の歩みを見守って下さった全ての皆様、本当にありがとうございました!!
◆卒業記念おまけ差分集【illust/71996851】
◆冬闘乱2018【illust/71455811】問題等ございましたらメッセかスタックまで
「それじゃあ最後に一つだけ。さくらんぼの花言葉って知ってる?
さくらんぼの花言葉はね、『あなたに真実の心を捧げる』
……ここまで手鞠を見守ってくれた、他でもない“貴方”の為にこの言葉を贈ってあげるね」
2018-12-05 13:18:21 +0000