【SDF2】ヴァルプルギス【第4期】

終(おわる)
Preview Images1/22/2

Sag Dem Fruhling Ⅱ【illust/68957768

「こんにちは、大丈夫ですか?歩けそうならすぐに離れて。今からここは、焼け野原になりますから。いえ、焼け雪原?」
「私に近づかないでください。貴方のことが嫌いなわけではありません。好きだからこそ、傷つけたくないの」
「誰かに愛されるってどんな気持ちなんですか。……貴方に、教えてほしい。我が儘かな……?」

?)
ヴァルプルギス

所属:ヒューエトス
性別:女
年齢:17歳
身長:170cm
ポイント:275(140+115+10+10勝利ボーナス)

海の亡霊、ゲシュペンストの血を引くヒューエトスの騎士。
常に一人で戦場を歩く一匹狼だがそれは己が持つ力故のこと。
彼女の心は常に孤独が支配し、その感情が少しでも外に溢れればそれは渦巻く炎の嵐になり敵味方関係なく人も物も、視界を覆う雪すらも焼き消す。
父親以上に制御のできないその力で誰かを傷つけることが恐ろしく、人を寄せ付けないようになってしまった。
戦場か冷たい海だけが自分の居場所。
その戦場ですら味方は彼女に近寄らず、海では災をもたらす亡霊として嫌われている。

常に誰に対しても冷たく突き放すような態度でいるがそれが彼女なりの優しさ。
心の中では愛し愛される人と出会い、その人に尽くし、この孤独を埋めてもらうことを望んでいるが、諦めの気持ちが強い。
本来は両親に似て優しく穏やかで歌と物語と花が好きなロマンチスト。
いつか尽くしたいと決めた人ができたときのために花嫁修業はばっちり。

種族
◇ゲシュペンスト
◆翠雨竜
◇クレイオートメタ・プルプルーラ
◆アイゼン・テロル
◇古獣の一族
◆シノ
◇トラムタピア

スキル
◆想呪
ヴァルプルギスを作るのは孤独。彼女の虚しさは炎の渦を巻き周囲の者を消し去る。

◇御神竜の加護

◆白金の脚

◇豪腕の触手
父と同じく片腕のみ。

◆生涯奉仕

◇狂わぬ針

◆古具解放
ヴァルプルギスが契約したのはとある魔女が遺したブレスレット。解放能力は「魅了」。その手で触れたものの心を奪い、動きを止める。

◇幸運
彼女の幸運は己にかかるものではなく他者に分け与えられるもの。愛した相手に春を呼ぶ緋色の恩恵。
それを知る者はまだいない。


*)
素敵なご縁をいただきました!

孤独を埋め合う優しく美しい人、終雪さん【illust/71736126

夜はとても冷たくて寂しい。身も心も凍ってしまいそうで仕方がない。
それでも私は夜に生きる。
黒と白しかない戦場に、今日も真っ赤な火を放つ。
誰も傷付けたくはないから。誰も私を見てほしくないから。誰にも、嫌われたくないから。
真っ暗な夜の寂しさが心に積もり、ごうと音を立て炎の渦が立ち上る。
少しでも苦しめないように、祈るように、踊るように敵影を薙ぎ払う。
背中に人の気配を感じたけれど、気にしない。
近付いて来ないのなら、それでいい。一人でいい。一人が一番、幸福だもの。
それなのに、それなのに、どうして貴方は幾度も私に声をかけるの。

「……あの、ごめんなさい。私は一人がいいの。私に近付かないでください」

彼の手を振り解く自分の声は震えていた気がする。

「……大丈夫。私は丈夫だから、本当に、大丈夫なんです」

全部嘘だと分かっている、彼の瞳が心臓を射抜く。胸が痛くて仕方がない。

「……私、貴方を傷付けたくないんです。お願いです、もう」

彼がとても強いことは知っていた。分かっていた。見れば分かる。私は戦士だもの。同じ戦士のことは分かる。
だからこれは嘘。ただ、彼に嫌われたくない。きっと、それだけ。

「貴方もとても寂しいのですね。私と、同じなのですね。夜も誰かが傷付くことも嫌いで、だから一人で戦うんですね」

初めて見た夜の彼の瞳はとても暗く鋭くて、まるで鏡の中の自分のようだった。
全部、全部分かってしまった。私たちは、おんなじなのだ。

「……終雪さん、貴方が良ければ、明日もここで会いませんか。きっと、一人より二人の方が、冷たい夜でも温かい。寂しくないから」

違う、もっと素直に。
父様が言っていた。大切なことはきちんと伝えなければいけない。御伽噺の王子様もお姫様も、いつだってとても真っ直ぐだ。

「いいえ、私が、貴方と、終雪さんと一緒にいたいから、だから、今更こんな、虫のいい話かもしれないけど、でも、明日も、私と一緒にここにいて、お願い」

私は終雪さんに尽くしたい。全てを渡したい。
私を愛してくれたから、愛することを教えてくれたから、胸を覆うこの寂しさを、埋めてくれたから。
お願い。ずっと、ずっと私の隣にいてください。

***

父:メフィスト【illust/71260133
「お父様のことは大好きだけど時々妬ましく思ってしまうことがあるの。お父様とお母様の出会いがあまりにも運命的だから。私にはきっと無理って……」
母:桔梗さん【illust/70959767
「ねえ、お母様。また二人の出会いの話を聞かせて。私、どんなお伽話より二人の話が夢みたいで好きなの」
姉妹:露草ちゃん【illust/71446410
「露ちゃんは私と違ってとっても可愛い想いでできていて本当に素敵。羨ましいけど、きっと違うから露ちゃんは露ちゃんで私は私なのよね」
「露ちゃん、幸せになってね。私の分もずっと幸せでいてね。そうしたら私も幸せになれるから」

◎)
婚姻に関してお相手様の年齢種族所属等にこだわりはありません。

身内企画ですので今まで関係を組んだことがない方は勿論、以前別の場所や無印でご縁を頂いた方と再び関係を結ぶこともまた素敵だなと考えております。

メッセージをいただいた際は出来るだけ即日を心がけますが最大二日ほどかかるかもしれません。
三日経っても反応がないようでしたら不具合かと思われます。再度ご連絡ください。

***

「春になれば私の寂しさも消えてくれるのでしょうか……。それなら、私、悲しくても痛くても苦しくても大丈夫。頑張れる、から」

#【SDF2】#【SDF2】女性#【SDF2】ヒューエトス#【SDF2】第4期#【SDF2】婚姻成立

2018-11-17 15:16:35 +0000