「去りなさい。演奏の邪魔です」
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朽ちゆく世界にハナムケを【illust/67637283】
こちらの素敵な企画に新規家系で参加させて頂きます。
◆錆(ショウ)
※錆の漢字についてCSの一部では「金へんに青」となっておりますが
「錆」で統一致します。
所属国:エステロント
所有ポイント:30pt (新規家系によりステータスは初期値)
性別:女性 身長:164cm 年齢:110
一人称:私(わたくし) 二人称:貴方、貴様、君、名前等
〈戦場の精霊〉の娘。弦の錆び付いた琴、錆びた角と蹄を持ち自らを錆”と名乗る。
課せられた役目を果すため各地を転々としている。
物腰こそ穏やかだが淡々としている面もあり、必要以上に他者と関わろうとしない。
本来の性格は律儀で少し臆病。付けいる隙を与えないように表向きはクールに
振る舞おうとしている。が、性格が性格なのでボロが出ることも多々。
また、戦闘狂のきらいが有り顔の傷はそのせいで負ったもの。
母親は純血の〈戦場の精霊〉であるが、顔も知らぬ父親は他種族。どちらも故人。
父方の祖先に〈凍てつく金器〉がいたために彼女にもその特徴が現われている。
家族との思い出があまりないので偲ぶ感情は希薄。
錆とは二つ名。真名はあるが、しきたりにより名乗れない。
◆血統
〈戦場の精霊〉こちらのCSを参照ください。
〈凍てつく金器〉【illust/68499765】
※〈凍てつく金器〉の血統については、今代の時点で大分薄れているので
引き継いで頂かなくても構いません。
◆10/21 大変素敵なご縁を結んで頂きました!
ζ・エリクスマータさん【illust/70790857】
"今宵はお招き頂き恐悦至極に御座います。
馳せ参じたるは〈戦場の精霊〉が私、名をば錆と申します。
奏でまするは『悼』の調べ。
若輩の身なれど、その痛みと悲しみを偲びましょうぞ"
月が空の頂点に差し掛かった頃、いつも通りの口上を述べる。
ここは戦場跡。先の戦乱の折、多くの血が流され穢れた地。
いつも通り言葉は虚しく夜の帳に呑まれ、いつも通りこの空間に
生きている者は自分だけだと実感する。
呼吸を整え錆び付いた弦を爪弾く。
精霊にしか発音できない詩を旋律に乗せれば、頬を生温い何かが伝う。
意味もなく流れるそれに、いつも通り苛立ちを覚える。
もう間も無く演奏は終わる。その後はこの土地から彷徨う魂を受け取り喰らい
そうして私はまた一人で旅をする。―そう、いつもの通りに。
しかし、その“いつも通り”は永遠にやっては来なかった。
あの夜私は見つけてしまったのです。私は知ってしまったのです。
彼という存在と出会ってしまったのです
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「…何処の何方か存じませぬが、疾く去りなさい。此処は貴方のような御仁が来るべき場所では御座いません」
「こうして合間見えるのは三度目になりましょうか、旅のお方」
「さて、貴方の血の色とこの身の錆色。どちらがより赤黒いのか…私に教えて頂けませんか?」
「…貴方のことを私は何とお呼びすれば良いのでしょうか、…こうして何度もお会いしているのにお名前を知りませんでしたので…」
「それでは、ζ。また何処かでお会い致しましょう」
「どこまでの優しい貴方。冷たい涙も、冷たい唇も。私が全て解かせたならと願ってしまうのです」
「貴方に出会って私に残されたのは、貴方への想いと臆病な心だけです」
「私は、リグヴェーダは。ζをお慕いしております」
2018-10-13 18:05:55 +0000