10/21開催「スラーヴァ!ロシア音楽コンサート」Vol.2 ロシアバレエ音楽の名曲
その内容を少しお知らせ①
チャイコフスキー Пётр Ильич Чайковский (1840~1893)
ロシアバレエ音楽と言えば、まずはチャイコフスキーです。
「白鳥の湖」「眠りの森の美女」そして「くるみ割り人形」は三大バレエとも呼ばれる、世界的な人気の作品です。
そして、その最大の魅力は「音楽」にあります。
それまでのロシアバレエ界は、踊り手が主導権を持ち振付師が踊り手の意向を汲んでプログラム構成を組み立てるものでした。音楽はそこに付け足される程度のものでした。
そこに、モスクワのボリショイ劇場から新作バレエの依頼がチャイコフスキーに舞い込んできました。
舞台芸術を愛するチャイコフスキーは、それまでの慣習にとらわれず、自ら台本を書き、舞台設定を整え、登場人物のキャラクター設定まで考え、そのうえで、ドラマにふさわしい音楽を作曲したのです。
バレエにはまずは「音楽」を。
そして、音楽に沿ってバレエを創造していく。
それは、ロシアバレエ史の一大転換でした。
チャイコフスキーは、バレエを音楽主体に一変させたきわめて重要な作曲家なのです。
今回のコンサートでは、チャイコフスキーの「白鳥の湖」から有名な第2幕「情景」、美しい「白鳥(オデッタ姫)のパ・ド・ドゥ」(第2幕)、ドラマティックな「黒鳥(オディール)のパ・ド・ドゥ」(第3幕)、そして隠れた名曲「ロシアの踊り」(第3幕)を演奏する予定です。
※コンサートのために描き下ろした留守key(あお)のイラストは、「白鳥の湖」を作曲したころの若きチャイコフスキーをイメージしています。
コンサートの詳細はブログへ http://rusukey.blog.jp
2018-10-11 14:50:12 +0000