「待って」
「ありがとう。これを持って行って欲しい。どんな力があるかよく分からないけれど、お守りになったら」
合流を誓い去っていく『同胞』を追い、少し熱の籠った不思議な岩を手渡す。こんな事態になってもまだ信頼してくれた事への感謝と無事の祈りを込めて。
◇此方【illust/70874834】を頂きまして、去っていくぎゅぎゅさんに『あついいわ』をお守りとして贈らせていただこうかと…(3章にて彼【illust/70518238】からツクヨノカゼメンバーに配られたものと同様です)◇問題等御座いましたらご一報頂けますと幸いです。◇お借りしました ぎゅぎゅさん【illust/68329804】◇ラクゥ【illust/69097094】
キミは不審に思っているかも知れない。『レトナなどどうでもいい』― そういう奴にしては、ワタシはレトナに甘いのではないのかと。そう、まるで―
ワタシは憎いレトナを知っている。奪ったレトナを知っている。そして憎いポケを知っている。…そして、幸せで居て欲しい者を知っていた。この間まで、どうでもいい事だったのだけど。
ワタシは、キミにも幸せになって欲しいと思う。
どちらにしろ、レトナとポケは一緒に居ない方が良いとワタシは思う。それでも。
2018-10-07 15:49:50 +0000