朽ちゆく世界にハナムケを【illust/67637283】
◆アレハンドラ 中性(無性) 155cm 年齢???
30pt(新規家系です)/レフコニア
◆魔物達と共に封印されていたらしい御使いを模した対魔物兵器。
目覚めと共に再び魔物の駆逐を開始したもののそろそろエネルギー元の魂が尽きようとしていることを悟り二柱複製をするべく贄となるヒトを選別している最中。ヒトであれば性別はなんでも構わない。
◆スキル
二柱複製 一つの魂を贄に御使いを2体複製する。贄となった者の魂を分け、優れた部分を引き継ぎしバージョンアップすることが可能だがこれを行うと術者は魂を使い果たし自壊する。複製された2体は赤子ではなくある程度育った姿で現れるがそれ以降成長や老いることはない。
(※贄を刃の1本で刺し穿ち地に縫い止め自らの核をもう1本の刃で貫く。2本の刃は同時に2本の光の柱を出現させ術者と贄双方の肉体は消失する。光の柱が消失するとその場に次代が顕現する。)
高速修復 瞬時に破損箇所を修復する。魂の消耗が激しい。
✨ご縁に感謝します。選定されし贄となる魂の持ち主✨
エステロント ウルスラさん【illust/70636961】
突如として遮断されていた五感が覚醒する。目の前には夥しい魔物達。思考するまでもなく二つの金色が閃く。魔物を切り裂き、穿ち、塵と変える。そう…私はそういう存在。記録を辿れば随分と周囲の地形に差異を察知する。しかしそんな事はどうでも良いのだ。私はこの<<人に害を為すモノ>>を滅ぼさねばならない。私はその様に願われその為に造られたのだから。
修復のスピードの減退を察知。自身を動かすエネルギーである魂が残り僅かなのであろう。まだ猶予はあるものの次の身体を手に入れなければならない。まだ魔物を滅ぼしていないのだから。造られた際に仕組まれた指令に従い魂の選定を開始する。
ーー見付けたーー
今まで視た誰よりもエネルギーの数値が高く、アレは同族であるヒトの命を奪う者。罪深き人。あれより相応しい者はいない。
儀式には贄の合意も不可欠であり交渉するように仕組まれている。私はヒトを守るモノであり殺める存在ではないのだから。
対象の前に降り立つ。そして口を開いた。
「私は魔を 切り裂き 穿ち 打ち滅ぼす者 人の魂を燃やし力とす人の矛であり楯である だがまもなく我が内の魂が燃え尽きる 次なる魂が必要だ だが我が目はお前を捉えた 他者よりお前の魂は眩い 人の身で人の命を奪う者 慈しみを持ちながら罪深き者 贄として相応しい その魂を提供せよ 我が身だけでは今世の魔を斃しきれない 殺しきれない お前の魂が必要だ その魂を提供せよ」
本来ならば贄は肉体の機能が終えようとする間際の者の傍で。限りなく選択肢を閉ざした状況下での交渉するのが常道なのであろう。天の国への迎えの御使の様に…。しかしその者は合意した。但し1年の猶予を取り付けて。
儀式の前に殺される事があってはならぬため、行動範囲を贄としての契約者、ウルスラを中心とする事で魔物の掃討を続行する。
縁を結んだ際、呼ぶのに不便だと名前を聞かれた。古い記録にて呼ばれていた呼称、アレハンドラと名乗る。
彼女は時折私を呼びつけた。そして私を相手に話しかける。時には私の髪を編み上げながら。髪に金飾りや花を挿しながら。
ほぼ感情がない故に人間らしい応対など出来ないのだが、それでも彼女は私と過ごす時間に満足しているようだった。
約束の日
儀式を行うのは此処で、と決められた場所で。彼女だけでなく私も本来であれば婚礼の儀に身につける衣装を纏い向かい立つ。
着飾る理由も憧れ…という感情も理解は出来ないが彼女は今日命を摘み取られるのだ、全ては彼女の思うように。
二本の刃はそれぞれ互いの背面、心の臓を狙い矛先を向け私の声なき令と共に苦しめる事なく彼女の肉体と魂を別つであろう。
常に気丈であった彼女ではあるが流石に今日は顔に翳りが見える。1年の月日はそれを理解するのには十分な時間であった。
彼女が口を開きこう言った。「ねぇ、アレハンドラ。よくやった、って褒めてくれない?」
私は彼女の手を取り、時折彼女が見せる…穏やかな…笑顔…とはこれで合っているのだろうか。そして言葉を返す。
「生ある者は死を恐るもの。貴方はその恐れに打ち勝ち此処に立っている…よくやりました。ウルスラ…貴方に感謝いたします」
微笑む彼女の顔を見つめながら……
それがアレハンドラであった身体の最後の記録。◆婚姻について。
次世代が生まれる条件が双方の死、恋愛ではない縁。設定上強制的に双子。お相手にも当方の通り魔の様な設定が…と設定が特殊なためこちらからは申請することはありません。それでも大丈夫!むしろこういうの好き。という方はよろしくお願いいたします。
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2018-10-06 13:10:40 +0000