注)酔っ払いキッド【プチ小説付】

てくてく。
Go back

■遊びで小説を書いたらイラストで見たいとオネダリを受けまして、チョビッとだけ漫画もどきを描きました。未成年の方、飲酒は駄目ですよ。下記は状況説明補足のプチ小説です。


ーーヤバイ。
何がヤバイって?この状況がだ。
衣装が真っ赤に染まり、全体にアルコールの匂いが立ち込める。

いろんな事情で(読者の方)ご存知の方はご存知だと思うが世間を騒がせる大怪盗、月下の奇術師の正体は高校生。言わずもがな未成年。
世の中の一部の高校生はもしかしたら既に手を付けているだろうが(未成年、アルコール駄目、絶対)生憎俺には興味がない。チョコアイスのが断然興味があるし、何よりマジシャンとしてそんな手元を狂わせる嗜好品を身体に摂取する位なら己の技を磨く為、コインやトランプを触っていた方が余程かいいし楽しい。
偶にケーキにそういった類のものが入っている事はあるがそんなものチビッコがNGなだけあってあんな少量のモノは影響がある程の物でもない。その強烈な匂いにクラリと世界が回った。

侵入した部屋で頭上から何かが降ってきて、とっさにトランプ銃を打ち込んで危険を回避したがまさかワイン樽だったとは……。キッドの衣装じゃなかっただけまだマシなのかもしれないが、派手に全身に浴びた為、口からも少なからず摂取してしまっている。うええ……シブい、苦い、不味い。全くもって美味しくない。甘くない。なんだこの赤い液体。よくオトナはこんなモノ美味い美味いと飲んでられるな。あ、親父は飲んでたっけ。
パーティに潜入しなければいけない時はマジックを駆使してるから飲んだフリが出来ていたが今回は不意打ちの不意打ちだ。

口から嫌が応にも流れ込んできた液体を強制的に体内に取り込む羽目になり頭が霞みがかってきたのが遠ざかる意識の中で感じた。

#Kaitou Kid#Ginzo Nakamori#Kaito Kuroba#Shinichi Kudo#magic kaito

2018-09-18 00:42:30 +0000