「今日はレトナと一緒じゃないの?」
そう声をかけると彼はびくりと肩を震わせてこちらに振り返った。
「お前…コムギさんと知り合いなのだ?」
知り合い、と言われればNOと言わざるを得ない。ただ、知っていた。レトナが暮らすこの集落で、彼がレトナと楽しげに笑っているのを見下ろして不思議なやつだな、とよく観察していたからだ。
以前より少しばかり大きくなったその姿でも、頭にかぶっている帽子は変わらなくて、元気がなさそうにみえた背中も顔を見ればいつものように笑う。
「うーん…おまぁさんのファンってところかな」
当たり障りない答えを言うとあははと力なく笑われた。
「ケンカでもした?」
「え?」
「もしそうならあっちがおまぁさんを傷つけたレトナをやっつけたげる。だから、レトナの居場所を教えてよ。」
-----
にこ【illust/69330332】4章ログインです。
こちら【illust/70525144】のコムギくん【illust/70525274】にエンカウントさせてもらいました!
レトナの場所を聞き出してレトナに攻撃を仕掛けようとしています。
100マスパズルID末尾→06
都合など悪い様でしたらご連絡くださると嬉しいです〜!
2018-09-07 13:39:05 +0000