http://www.nicovideo.jp/watch/sm14560818
畳の裏に小判を敷き詰める刺青の男
そこに反物を持った呉服商人風の人物が現れた
反物には餓鬼の絵が縫い込まれており、それに使われている金の糸を引き抜く
そして反物を相手のほうへ転がす
驚いた相手は刀を抜こうとするが、先手を取った呉服商が勝負に打ち勝った
呉服商はその反物の上を歩き、自分の足跡を見事に消して暗闇に消えた
次の日、長屋では担ぎ呉服商のグレンが商売をしていた
「聞きましたか?ついに凶賊・不動の喜平次が死んだそうですぜ、荒稼ぎした金は畳の裏に隠してたってんだってね、畳一枚に千両だってんだから、うらやまし・・・いや、失礼 これで喜平次の犠牲になった人も浮かばれるってもんです・・・ようやく、江戸の町は平和になったんだから、よしとしましょうや!!珍しくお役人が仕事をしたみたいですからねー、さぁこれなんていかがです?買ってくださいよー!!家じゃ女房子供が腹をすかせてまってるんですからー!ううっ(泣)え?これですか!?すいやせん、これは仕事に使うもんで売りモノじゃねえんですよー!!」
喜平次は金の力で町方与力になりすましていた、そのことを恐れた奉行所は当然事実を伏せたのである、知っているのは喜平次を始末した橋掛人だけである
その正体は誰も知らない
闇の橋掛人、今日も悪人たちへ地獄の橋を掛ける
2018-08-28 01:09:54 +0000