燈型神話をキミにⅢ【illust/69841143】
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❖❖❖イディオ 性別：♂ 年齢：27歳 体格：普通
一人称：俺 // 二人称：お前、子猫ちゃん
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❖❖❖番
愛らしいお嫁さま：【illust/70220559】
『……また来たんですかい？子猫ちゃん。飽きないねぇ、頑張って捕まえてみな』
― どうしてそんなに関わるのか、わからなかった。
いつだって逃げて、逃げて、飼い主を困らせられればそれで良かった。
あいつなら、あいつなら。可愛がってた兄を外に出して、俺は自由になっておしまい。
それが生きる上で、全部だった。今は死ぬ理由がないだけ、ただ、それだけだった。
いつからだろう。白い月のような色のコイツに出会ったのは。
始まったおいかけっこ。
『きしし…ま、頑張れ？その調子じゃ、いつになったら俺に追いつきやすかねぇ』
決して捕まらないように、距離を離れすぎないように
どれほどの月日、そうしたのだろう。
『………、きししし、俺を捕まえられるかな？』（…今日も、同じことの繰り返し）
『…？……子猫ちゃんはよーくわからねぇことを言いやがるな？』
（このまんまるな月は、いつまで俺を見ているのか）
いつしか、誰かには取られたくないと思ってしまった。
きっと何かの間違い、きっと、きっと。
あぁ、でも、どうしてだろうか、その小さな月を、ずっと見ていたくなったのは。
『 やっと捕まえたよ！ 』
その言葉に、ハッと気づけば
赤い目に映るのは、青く透き通る瞳を持った、真っ白な月だった。
『 ……あぁ、ついに捕まっちまったなぁ…エル 』
いつしかお前に、本当の名前を言う事が出来るだろうか。
―――キャプション随時変更予定8/17―――
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❖❖❖関係
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2018-08-15 21:56:56 +0000