こちら【illust/69841143 】の企画様に参加させていただきます。
前作の卵引き継ぎ枠です。
「これで私のことだけ見てくれるよね?」
名前:ブルータス(Brutus)
性別:♂
種族:ザング一ス
両親から甘く歪んだ愛情を一身に浴び、無事立派に成長したザング一ス。弟同様興味の無い相手には冷徹に接するが、心奪われた者には重苦しい愛を掲げる。
弟とお揃いかつ両親譲りのオッドアイを大層気に入っているが、父に似たらしい細目が原因であまり見せる機会がないことを内心残念に感じている。
機嫌の悪い時に爪を噛む悪癖がある。精神面が安定しないが故らしい。包帯を巻くことで噛まないよう努めているが、これでは攻撃が出来ないと不服に感じているのも確か。
今までにも惚れた相手がいないわけでもなかったが、案の定隙を見て逃げられるなどで破局に終わっている。本人は何がいけないのかを本気で理解していない。
赤面症は母譲り。興奮するとすぐに顔が赤くなる。
やや中性的な話し方をする。
【セリフ例】
「……誰だっけ? ごめんね、興味が無いから覚えられないの」
「愛が重い? 異常? 変? ……なんで? 母さんも父さんも弟も、みんなこうなのに?」
「好き好き好き好き超愛してる……私の番になろう? ね、いいでしょ? 貴方はもう私のものなんだから」
「どうしたら私だけを見てくれるのか、そればかり考えているよ」
「えへへ……貴方といられるだけでこんなに幸せだなんて。今なら父さんと母さんの気持ちがよくわかる」
「──今目を逸らしたでしょ。そんなにお仕置きされたいの?」
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08/15 素敵な御縁がありました!
私だけの天使、ヒガンちゃん【illust/70185857】
「(なんだ彼女。辛気臭い顔をして。無視だ無視)」
「(……おや?)ねえ、貴方のその十字架。何処かで拾ったものなの?」
「別の名で呼べっていったって……うぅん……そうだねぇ。じゃあ、ハナでいい? ハナ。可愛いでしょ?」
「ハナは呪われているの? それは少し、面白くないかもしれないね──ああ、いや。なんでもないよ」
「ねえハナ、私は貴方を愛してやまない。貴方が私の名を呼ぶ度にとても満ちた気持ちになるんだ。もちろんハナも私のことを愛しているし、私しか見えていないでしょ?」
「(私にとっては、天使だとかそうじゃないとかはどうでもいいんだけど……でも、それでも)──ハナは私だけの天使だよ。こんなに愛しい人が天使じゃないのなら、この世界に天使なんていないに決まっているもの」
物憂げな眼差しと、頭に乗った真っ赤なヒガンバナが目に焼き付いて離れない。当初こそ身につけている十字架が気になったのだと思っていたが、今思うと──。
(……やっと)
男は細い目を更に細めた。腕の中には愛しい番の彼女がいる。小さな体だ。少しでも力を込めたらその首を折ってしまえる気すらしていた。戦うことも出来ない、自分が守ってやらねば何処かで野垂れ死にするかもしれない命の鼓動を感じている。
(やっと、私のことだけを見ていてくれる人に出会えた)
腹の底から込み上がる感情に抗うすべはない。声帯を震わせて発されるのは、壊れた機械のように繰り返される愛を意味する言葉達。
「ハナ、愛してる。好きで好きで好きで好きで、大好き。ハナも私を愛しているよね? 私のことしか見えないし、見たくもないでしょ?」
囚われたのは、果たしてどちらか。
それを知る者はどこにもいないし、いないままでいいのだ。
「私だけの天使を離せるほど、私はお人好しじゃない」
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以下、関係図
病んでる弟、 ヘリオスくん【illust/70141060 】
「ヘリオス、夫婦仲を邪魔するのは良くないよ。向こうに行こう」
「私達にとってはこれが普通なんだから、周りの言う事なんて気にしなくていいよね?」
血を分けた父、ユダ【illust/65375190 】
「父さんは母さんが本当に好きなんだね」
「ご、ごめんなさい。邪魔はしないから怒らないで。もう行くから」
血を分けた母、 あぽろちゃん【illust/65428522 】
「母さんと同じ目の色、私すごくお気に入りなんだ」
「父さんとはただ話していただけだよ。奪うなんてそんな真似しないもん」
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素敵な御縁がありました!
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三日以内に返事が来なかった場合は確認のメッセージを下さると幸いです。
よろしくお願いします!
「寵愛してるよ」
(随時加筆修正予定)
2018-08-15 11:06:18 +0000