【ハナムケ】エラトゥス【2期】


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■朽ちゆく世界にハナムケを【illust/67637283】■
こちらの企画に引き続きお邪魔致します。

父:エルルさん【illust/69090383
「父さんは幼い頃に居なくなってしまったけれど、姿は無くともずっと側に居てくれたような気がしてる。いつも母さんが父さんの話をしてくれたんだ。
…僕の槍は貴方のように強く在れているだろうか。貴方に教わりたい事が沢山あったよ。」

母:フルウィア(30p)【illust/69087917
「やあ母さん、雇い主の商隊が報酬のついでに珍しい茶葉を分けてくれたから届けに来たよ。
…え、いや僕は別に良いよ。今はお茶の気分じゃないし…いや、お喋りしましょうじゃなくて……母さん暇だったんだな。この人の話長いんだよ、参ったな…」

双子の片割れ:リクリさん【illust/69560227
「向こう見ずで困った奴。だけど時々、何にも曲げられる事の無いその強さが羨ましくなる。お前は知らないだろうけどね。
例え自分の行く末を知った所で、それすらも笑って受け入れてしまうんだろう。
僕はそんなお前が嫌いじゃないよ片割れ。」


[エラトゥス]
性別:男性  年齢:22歳 所属国:エステロント  ポイント:80(30+30+20=80pt)
身長:183cm(角含まず) 一人称:僕 二人称:君、貴方

星読みは得意ではあるが、自分や他人の運命を覗き、読み解く事をあまり好まず
敢えて占いからは距離を取り専ら傭兵として生計を立てている。
星の光と植物の精気を糧としているが、母の影響からか嗜好品として稀にお茶を啜っている事も。
星見を制御する為、普段は殆ど仮面を外す事はない。

種族[星魔]については、初代のCSをご参照ください。【illust/69087917


・スキル
[武装召喚]
自身の武装を召喚し、使役する

[星蓋の瞳]
星を読み、その運命も読み解く星魔の瞳。
遥か遠くの星々まで見通し、星の鼓動まで手繰り寄せるという。

[宿星を喰らう魔]
星魔は星の瞬きを喰らい、その運命を喰らう。
自らの命と引き換えに、人一人の死の運命すらも喰らい尽くした星魔も居たという。
安易に他者の運命に手を掛ける事は紛れも無く禁忌。


****素敵な伴侶に巡り合うことが出来ました!ありがとうございます!
グラナダ・アシュランタン・クレセンテさんillust/69693571
不用意にその光を見ないよう、微かな音に惑わされぬよう、星魔は仮面に己を隠す。
それは星が呼び、星を喚ぶただその一瞬を逃さない為に施す枷だ。
全霊を以って星を掬い上げては取り込み、己の一部として読み解く為に施す儀礼だ。

だが、自分がその光を喚ぶ事は無い。掬い上げる事は無く、読み解く事も無く。
語りかける声に応える事もなく、ただ糧として無為に飲み干していくだけのもの。
求められれば傭兵としてどこへでも赴き槍を振るう傍らで、ただそうして生きていた。
それがとても歪な在りようなのだとしても、本望であるとすら思っていた。

─けれど雪深いあの森で、噎せ返る程に濃い夜と花の香りの中に君を見た。

「─────…驚かせてすまない、なぜこんな遅くに森に一人で?
 そこは危ない、こちらへ───。」

宵闇に佇む少女が、獰猛な赫い獣のように生命を食い散らしては
灰に変えて行く様に圧倒された。
そしてその爪痕の中心に佇む少女の、酷く傷付いた迷子のような表情に
──酷く心が掻き乱された。

それが夜でなければ。
あるいは星の支配する空の下でなければ、気付かないままでいられたのだろうか。
この期に及んでそんな往生際の悪い愚かな思考を頭の端に巡らせながら、僕は
君の星に囚われていた。

「…どうか怖がらないで。
僕は遠くから来た傭兵だから、雇い主が滞在している間は時間を持て余していて…
この辺りの事は何も知らないんだ、話し相手になってくれると嬉しい」

雲で月が翳る夜も、最初の夜と同じように星が冴え渡る夜も
あの噎せ返るような花々の中に君を訪ねる。
逃げ出そうとする君を繋ぎとめようと言葉を探し、少しずつ返される
小さな言葉に自分でもどうかしていると思うほどに喜びを覚えた。

おずおずと仮面を気にする視線に、やや逡巡した後にそれを外してみせる。
芯まで冷やすような夜気が頬に触れ、そして初めて何にも隔たれる事無く君の顔を見た。

「君の星はとても綺麗だ、グラナダ」

僕は恐れていた。まだ見ぬ「君」を得る事を。
そして両の瞳が、いずれ訪れる君を失うその瞬間を視てしまう事を。
その時が来ても知らぬ振りをすれば良いのだと。やり過ごせる筈だと自惚れていた。
今なら判る、宿星に囚われるという事はそんな生易しいものではなかったのだと。


かつて尋ねた事がある。
常に傍らに在った片割れの星を不意に覗いてしまい、いずれ訪れる喪失に取り乱した幼い日に。
「僕たちには見知らぬ人々だけじゃなく、愛する人達の死ぬその瞬間までもが視えてしまう。
それなのになぜあなたは星を見る事をやめないの?なぜ父さんを愛したの?」

母はにっこり笑って言ったのだ。
「出逢ってしまったのだもの。いつかあなたにもわかるわ」


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婚姻に関しましては国や種族、異性中性問わず相性を一番大事に良いご縁がありましたら嬉しく思います。
メッセージのお返事等は1~3日ほどお時間を頂けると有難いです。
不備等ございましたらご指摘頂けると助かります。
どうぞよろしくお願いいたします。キャプションは随時変更いたします。

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2018-08-10 22:56:52 +0000