朽ちゆく世界にハナムケを【illust/67637283】
こちらの素敵な企画に、2期も引き続き参加させて頂きます。
◆アルヴケシェト・ガーデニア
所属国:レフコニア 所有ポイント:70pt (30<前期pt>+30<継続pt>+10<イベントpt>=70pt)
性別:男性 身長:183cm 年齢:26 一人称:僕 二人称:キミ、○○ちゃん・くん・さん
ガーデンドワーフはマートル。通称ハダス。お祝い事が好きなのんびり屋。
CSの2頁目で触れた、父方のお祖母様はこちらの両親の出会いの物語にて
登場しております。【novel/9646491】
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◆家族
父:カーマイン・ガーデニアさん【illust/68550769】
「ただいま父さん、ただいまカル。〈ヴィラ・パラディソ〉は変わらず美しいままだったよ。
海の様な花畑も他の植物達も。白い雨の影響はあまり無さそうだね。お祖母ちゃんも
元気そうだった。父さんによろしくだってさ。ところで、なにか懐かしい匂いがすると
思わない?実はね、スパイスをいっぱい買ってきたんだ。〈ヴィラ・パラディソ〉の近くの街の。
そう、あの屋台が沢山ある街。今夜は母さんにフェール・イール料理を作ってもらおうよ」
「今でも夢は変わらない。ただ、新しいことを知れば知るほど父さんの背中が遠ざかっていく
気がするんだ。ははっ…そう簡単には追いつかせてくれないか。…うん。でも諦めるつもりは
毛頭無いさ。僕はなるよ、父さんのような庭主に」
母:リューナシュカ【illust/68499765】(30pt)
「この間怪我をして帰ってきただろうって?
……いやあ、実はちょっと酒場でね。喧嘩の仲裁をしようとしたら巻き込まれちゃって。
巧く隠したつもりだったんだけど、母さんには通じなかったかあ。心配掛けてごめんなさい。
でも父さんとアリスには内緒だよ?」
妹:アリス・ガーデニアさん【illust/69619945】
「アリス、また雪に突っ込んだだろう?気持ちは分からなくもないけれど、
危ないから止めなさいとあれほど…おっと。髪が濡れているね。雪はしっかり払わなくちゃ。
まったく仕方ないなあ。仕方ないから話の続きはきちんと髪を乾かして、母さんのチャイを飲んで、
暖炉の前で昼寝をして、父さんの手伝いをして、それから―…ふふっその頃にはキミも僕も
何の話をしていたか忘れてしまうね。それじゃお小言はお終い。さあ、家に入ろうか」
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◆素敵なご縁を結んで頂きました!
好奇心旺盛でありながらこっそりと善行を積む姿が大変可愛らしいシュゼットさん【illust/69577719】
「今日は一日中曇り」
宿を出るとき、そんな話を耳にした。
種族柄、陽の光を得意としない身にとって曇りほど都合の良い天気はない。
僕は意気揚々と表へ出たのだった。
―それが三時間程前のこと。予報は見事にはずれ、エステロントには雲一つない青空が
広がっている。天気のせいか、街道を往来する人々の足取りは軽やかだ。僕はというと
予想外の晴天による体調不良。ひどい顔をしていると思う。休むのにちょうど良い日陰を
探すも見当たらない。膝に手をつき呼吸を整えていると、頭上から声が降ってきた。
小さな鈴が鳴るような声。顔を上げると少女が一人、立っていた。バラの咲く美しい角を
持つ少女は困ったようにこちらを覗いている。その様子がただ単純に可憐だと思い、
妖精のようだとぼーっとする頭で考えていた。
あの昼下がり、僕は花を見つけたんだ。【novel/10151764】
◆大切な子供達
アンゴスレリュさん【illust/70613484】
「アンゴは昔から心配性だなあ。リーシャはともかく、僕のことは心配いらない。
君達の母さんが悲しむような真似はしないから。…青い顔で言われても説得力が無いって?
うーん、これは手厳しい。わかったよ。休憩にする。お茶を淹れるから君もどうだい?
それからお店の話も聞かせておくれ。息子の活躍を聞くのが僕の楽しみなんだ」
フルーリリーシャ【illust/70751164】
「丁度いいところにきたね、リーシャ!この辺りをもう少し賑やかにしたいと思うんだけれど
どんな子達を植えようか?それより早く休憩にしろって?ふふふ、この間アンゴにも似たような
ことを言われたよ。そういうところは兄妹揃ってシュゼットちゃん似だ。はいはい、今行くよ。
…こらリモ!蹴らないでくれったら」
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アンゴもリーシャももう随分大人になった。子供成長って早いものだね。
今では僕が心配される側なんだから。…そろそろ戻らないとまた二人に何か言われそうだ。
あっそうだ、シュゼットちゃん。今年も綺麗にバラが咲いたよ。
2018-07-29 15:31:29 +0000