「あったかい...」
先生を抱きしめると、彼女はそう呟いた
牧野「いまは、何もかも忘れるね」
?「ふ、ふご――!」
後ろから大声
俺「姉ちゃん?あ、あれ?旅行中じゃ」
先生がぱっと俺から離れる
めぐみ「こ、この子が心配で一回戻ってきたんだけど...」
ノワ「なー」
めぐみ「我侭言って明日からペットOKの部屋に変えてもらったのよ
観光してても気になっちゃって 少し仮眠したらまたこの子連れて戻るわ
って、それより」
俺の首を締め上げる
めぐみ「あんた!誰もいないからって先生にこんなことして
お姉ちゃん恥ずかしいよ!
先生、心配だからってあんたに夕食作るってメールまでくれたのに
こんな、乱暴めいたこと
先生からも何か言ってあげて!」
牧野「倒れそうなところを 支えてもらってたんです」
めぐみ「だってよ
って、え?」
牧野「彼は乱暴なんて、絶対にしないですから
そんな人じゃ絶対に。ないです」
めぐみ「は、はぁ」
先生は頭を下げるとキッチンに歩いていく
顔が真っ赤だったな...
めぐみ「なんだ...」
安堵の表情、そして
ぼそっと、俺にだけ聞こえるように言った
めぐみ「ちゃんと声に出して気持ちを伝えるの!」
俺「え?」
めぐみ「そうしないと不安だったりも するんだよ」
きょとんとした俺に言い残して、キッチンで洗い物をしている先生に駆け寄る
めぐみ「もう遅いんで、アイツに送らせますから今日はお帰り下さい
ここは私にお任せあれ」
押し出すように持ち場を入れ替えると、先生はすまなそうに
帰り支度を始めたのだった
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この展開、読まれたかたが多くてびっくりですよ!
って、ニャンパターンでごめんね
応援コメント、タグ付け有難うございます~!!
2018-06-23 19:09:24 +0000