ソーマが帰ってきた。
故郷での療養を終えてカインの姉の協力を経てグランメイルへと戻ってきた、その歳に故郷の特産品や港町で売られていた珍しいものも沢山持参してカリブンクルスへと戻ってきたのだった。
「ただいまカイン! あれ?カルミナさんは?」
「それがですね……」
ソーマよりも一足早く帰ってきていたカインがある書類を見せる、サラザール朝の支援を兼ねてファルカ島への旅をする予定があり、カルミナはその準備を進めていた。
「そうなんや……ならうちも手伝わんと!」
「ソーマ、待ってください」
カルミナの部屋へと向かおうとするソーマをカインが制止する。
「ソーマの気持ちも分かりますが無理はしないでください、カルミナさんも心配すると思います」
「あ……了解、でも挨拶位はしとかんと」
「そうですね、私も行きます」
ソーマは持ってきた大量の荷物を床に降ろす、その中にあった半ズボンをカインは手に取る。
「これは何ですか? 普通の服では無さそうですが」
「あぁこれ? 漁村で作られた水着でな、6着位持ってきてるでー、うちらの分も2着確保しといてあるわ」
「つまりペアルックですね」
「やかましい」
その後二人のその水着にはカリブンクルスのマークが刺繍されることになるが、それはまた別の話である。
キャプション小説失礼しました!
ソーマとカインも新作の水着を持ってファルカ島の旅に参加いたします、バカンスを楽しんだり行商として商いをする予定です。
お借りしました
カルミナさん:illust/63981547
2018-06-18 14:55:58 +0000