不治の病で命が尽きようとしている幼い妹に、辻斬をして得た金で高額の薬を買い、
与え続けている男の絵です。
手慰みに、あるいは回復を願って折られた赤い折鶴は、薬包紙で作られています。
上部の梅の花(血痕)は、男に斬られた命を象徴。
多くの命と引き換えに、かけがえのない妹ひとりを救おうと罪を深める男という
ストーリーをイメージして描きました。
こちらのイラストは、artbook事務局発行の「和モダン2018」(P68)に掲載していただきました。→
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2018-06-17 15:00:54 +0000