素敵企画様「朽ちゆく世界にハナムケを」【illust/67637283】にお邪魔します。
よろしくお願いいたします。
昨日まではなかった木造の小屋。甘い匂いにつられて暖簾をくぐれば、そこはどこか懐かしい雰囲気のちょっと変わったお店。そこに住む主人が作り上げる甘味はどれも心温まる不思議な味。食べればどんなにささくれた心もとろけます。
ようこそ、和菓子屋『あまみや』へ!
「いらっしゃい!団子をお一ついかが?今日は良い出来よ!」
「どこいったって美味しいもの食べたいって気持ちはみんな一緒なんだなって、旅してて思うのよ。わざわざお店を見つけて来てくれるふぁんもいるの!ありがたいことだわ」
アマミヤ・マル
女/22歳/160cm/シータ=レイア/ 30pt / 一人称:あたし/二人称:あなた
和菓子屋『あまみや』を営む若き女主人であり、菓子職人。サッパリとした性格で、かつ世話焼き。お客さんへ『はっぴーな笑顔』を届けられるよう、日々菓子作りに励んでおり、特にお団子の味がとても美味。内戦前から店ごと各地を自由に転々としており、現在はシータ=レイアを拠点にしている。
店の手伝いをしているヒヨコ(?)は、サクラ(ピンク)、マシロー(白)、ヨモギ(緑)。モチモチしていてよく跳ねる。飛べない。
【スキル】
・至福の甘味…とっても美味しくて懐かしい味わいのお菓子。食べればほっぺたも落ちちゃいそう!マルはお団子が得意。
・ふしぎな巾着…腰の巾着を開くとあ〜ら不思議!お店がドーン!!他にも色々詰まってるらしい??
・おかしなお供…店主は常におかしな動物と一緒にいる。なんだか大きな団子が落ちていると思ったらヒヨコ(?)だった。
【種族説明】
アマミヤ家
代々甘味処を営む家系。変な動物をつれていて、魔法使いとか言われているけど、そのへんはなんだか分からない。店ごと各地を転々としていて、昨日まで何もなかったところにいきなりドンとお店ができてたりするのでびっくりする。
店主さんは和菓子作りの名人。一人一人、特にこだわりの強いお菓子があるみたい。ひとつひとつを手作業で、想いを込めて丁寧に作り上げるのがモットー。美味しいだけじゃなくて、怒りん坊も泣き虫もみんな笑顔になるんだ。なにか魔法を使ってるんじゃないかって噂なんだけど、店主さんは曰く普通の菓子職人なんだって。
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❀素敵なご縁を頂きました!
カルマさん【illust/68701424】
ある日訪れたそのお客さんは、黒服の少し変わったお客さんでした。
「あら、いらっしゃーい!今カウンターしか空いてないんだけど、それでもいいかしら?待っててね、すぐにお茶用意するから!ピヨちゃんたち、案内よろしく!」
店主はそのお客さんがちょっと気になりましたが、いつも通りせっせと仕込んだ団子でおもてなし。でも、そのお客さんはとてもとても大人しくて、むしろ賑やかなお店の中でただその人だけが黙々としていました。そこで、店主は気づいたのです。
「…ねえお客さん。もしかして、お口に合わなかった?」
ここはお菓子を食べた誰もが笑顔になるお店『あまみや』なのです。笑わないお客さんは彼女にとって稀有な存在でした。
「あたしのお団子食べると、みんなはっぴーになってくれるんだけど…最近ちょっと慢心してたかな。
…うん、決めた!あなた、またここに来てちょうだい!ぜーったいにあなたをはっぴーにしてやるんだから!次までにはもっと美味しい団子作るわよ!」
これはプライドを賭けた勝負なのだ、と彼女は勝手に燃え上がり、更に美味しい団子を作るべく奮起していました。
「ありがとうございましたー!しばらくはここにいるから、好きな時に来てねー!」
そう手を振って見送ったお客さんがまさか運命の人であると、その時の彼女は全く予想していませんでした…
「あの通りは物騒なんだ?じゃあ言う通りにしとくわ。夜は出歩かないように気をつける。ご親切にどーも!」
「このコたちも気になってんのよ、あなたのこと。あなたの表情筋がグータラしてお仕事しないんだもの。だからほら、これ見てとりあえず表情筋緩めなさいよ。ほーらほら笑えー(ヒヨコをぐにー)」
「カルマ、聞いてちょうだいよ!あなたが来てから店の売上が大幅に上がったの!ふぁんの人にももっと美味しくなったねって褒められちゃった!
…ま、未だあなたは笑わないんだから、あたしとしてはまだまだなんだけどね。でもあなたのおかげでお店は大繁盛よ、ありがと!」
「…ねえ、カルマ。顔色悪いわよ!煙管なんか吸ってないで早く横になりなさい!あたしの寝床使っていいから!サクラ、この人見ててちょうだい!何かあったらすぐ知らせるのよ!ほら四の五の言ってないでとっとと 寝るッッ!!(バシーン!!)」
「お節介なのは分かってるわよ。迷惑がられてもしょうがないのだって。
でもね、あたしは目の前で困ってたり苦しんでる人を無視できるほど薄情じゃないの。そういう人たちもみんな笑顔にするのが『あまみや』のもっとーで、あたしの信念だから。
…そう無理に隠そうとしないでよ、バカ」
「…うん、いいわ!あなた今の顔すっごく良かった!…気づいてないの?あなた今いい笑顔してたわよ。前から思ってはいたけど、なかなかいけめんじゃない!そのほうがずっと素敵だわ!」
「へっ?え、ちょ…じ、冗談よしてよ!あたしなんかガサツでお節介なだけの小やかましい女よ!…………逆に、いいの?あたしみたいな女で…」
「……なんていうか、参っちゃったなぁ。あたし、そんなのまるで分からなかったし。
…良いよ。それでカルマが笑ったり、安心できるなら。あたし、あなたのそばに居る。でも、心配しちゃうからもう強がりはやめること。それが絶対条件よ、いいわね?」
「ねーその口布取ってよ。あなたの顔見えないし邪魔じゃない。そんな頑なに拒否する?…やぁね、別に汚れたって構わないわよ!
……お願い、カルマ。あたしの我儘きいてよ。あなたくらいなんだもん、こんなことねだれるの」
「バッッッカじゃないの!!私の心配なんてしてないで、自分の心配しなさいよ!
…やだよ…、『消えたい』なんて、言わないでよぉ……ばかぁぁ…っ」
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■申請について
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2018-06-12 06:53:01 +0000