きみはともだち [illust/68831506]
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「キミに会えるなら夏休みの学校も悪くないかな」
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✧相沢 七瀬 (あいざわ ななせ)
17歳/157cm/三年/天文部/図書委員/一人称:あたし、二人称:キミ
✧さっぱりとした性格。よくも悪くも人目を引く顔立ちのため、人からどう見られるかは常に意識している。
過去に告白をやんわり断ったら付きまとわれてしまい、それ以来女友達にも協力してもらい「女の子が好き」ということで通している。
自分の容姿に関してはコンプレックスに感じたことはない。
✧天文部だが特に星に思い入れがあるわけではなく、図書委員だが特に本に思い入れがあるわけでもない。
どちらも活動日にふらっと行く程度。ほどほどに楽しんで帰る。
しかし今年の夏休みは別。
卒業も近づいてきており、学校に来れるのも、制服を着れるのも、好きな人に会えるのもあと僅か。部活や委員会を口実に毎日のように学校に来てはふらふら歩き回っている。
何をやってもそこそこでき、それなりに楽しむ。
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❤︎7/1 とても素敵なご縁をいただきました
桜庭 大和くん (桜庭くん) [illust/69407834]
( 好きな人にはたぶん、好きな子がいる。 )
意識したことはなかった。クラスメイトの一人で、席が隣になってよく話すようになって、今はたぶんともだち。
「そうだよ、あたしは好きな味。よかったら一口いる?」
「そういうものなんだ?そう言われちゃうとこの子達がちっちゃい頃とか見てみたくなっちゃうなぁ…。え、いいの?」
「あはは、ホントに日本史以外は苦手なんだね。あたしは今日は委員会。夕方からだけどね」
「桜庭くんに気づいてもらえたなら目立っててよかったかな、なんて。…あたしは同じクラスになってから知ったけど、もっと早く話しかけてればなぁってちょっと思うよ」
もっと早く知ってれば、話しかけてれば、キミとともだち以外の関係になれてたかもしれない。
意識してからはうまくともだちが出来ているかもわからないけど。
意識したときにはもう、遅かった。
夏休みに入るちょっと前、花火大会の話をしたとき、ふと見上げるといつもと違うキミがいて。
悩むみたいな表情とか、真剣な目とか、そうだねって返事とか、なんかそういう全部に、告白されたみたいにどきどきして。
でもその場で言わないってことはきっと、
(それは、あたし宛じゃなくて。)
でも、もう少しだけ隣にいたくて、あたしは今日もともだちをする。気づけばいいのにと思いながら、気づかないでと蓋をする。
せめてキミが、その言葉を伝えてしまうまでの間だけでも。
誰宛の言葉だったんだろう。
断られたのか、誘えなかったのか。
あたしは誰かの代わりで、またともだちを続けなきゃいけない。それでも。
「あたしでよかったら、喜んで。」
高校最後の夏。キミの思い出に残るのがあたしでありますように。
( そしてどうかキミの好きな子に想いが届きますように )
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✧申請について
学年問わず、相性重視でご縁があれば幸いです。
ありがたくも申請をいただけた場合、即日から3日以内で返信させていただきます。
お互いのペースで無理なくのんびり関係を続けてくださる方だと嬉しいです。
交流方法はpixiv上でも外部メインでも。
✧キャプションは随時編集致します。
なにか不備等ございましたらお手数ですがご一報いただけると幸いです。
2018-06-09 20:16:54 +0000