縁は異なもの味なもの【illust/67011335】
名前*狸原 小黎(たぬきばら しゃおりー)
性別*男
種族*半妖(豆狸、猫又、火鼠、人間)
年齢*18歳
身長*151cm
一人称:オレ/うち 二人称:あんた
性格:ちゃきちゃきしてるがお人好しで、突拍子もないことに弱い。
備考:母から引き継ぎ、幼馴染(と書いて腐れ縁)の送り犬家系の家族【illust/68653083】【illust/69152016】とおさん狐家系【illust/69014348】と共に薬問屋「來治堂(こはるどう)」の番頭をしている青年。
本当は猫又の血筋で二尾なのだが、昔母親に踏み抜かれて断尾されてしまった。その時の尻尾を腰に下げるぐらいにはかなり未練()。そしてコンプレックス。
*6/30 素敵なご縁をいただきました!
爾希さん【illust/69043084】
「なんや、またケガしはったン?よぉケガしはるな~あんた。見せてみぃ、これくらいやったらオレで事足りるからナ」
「ヒッ!な、なんやそレ?!は?狩り?え、あんた自分で狩ったン?!それ大丈夫やったン、いや、待て、待っテ!こっち向けんとっテ?!」
「ニケはほんにその双六好きやナ。そんなに楽しいものなんかネ・・・なぁ、それ、オレにもできル?ちぃと教えてもらえるやろカ?」
「さっきな、お客さんにええ店教えてもろたんヤ。これから一緒に行ってみぃへン?うち、これから昼なんヨ。」
「はいな、いらっしゃイ。來治堂にようこ・・・あレ?」
或る日、いつものように番頭台から顔をあげたら、あら不思議。そこにはだぁれもおらんかった。
おかしいな?声がしたと思ったんやけども・・・そう思ってたら、なんや下から声がしてな。
見たら、なんとそこにはなんやかわいらしい小人が立ってたんや。
葉っぱの傘を挿したその人は、鮮やかな碧色でな。まるで新緑の季節に流れる小川のような、そんな感じやね。
どうやら薬を買いに来たらしくてなぁ。見たところケガなさそうやから、多分他人様用やろうな。
小さい身体で持って帰ろうとするから、見てるこっちがはらはらするぐらいやったわ。
思わず手伝おうか聞いたけど、まぁ・・・いらんかったな。
その人はな、「爾希」ていいはりましてな。それ以来何かにかこつけて店に来るようになりはってん。
どない小さなケガでもすぐ来はってなぁ。あの頃は、なんやこの店でも気に入ったんかと思ったわ。
ニケはははうえほどやないけど、元気でな。よお手当てしながらいろんな話をしてくれはった。
時には土産や言うて変わったもん持ってきてくれはってね。オレはあんまし外にでる気質じゃあらへんさかい、珍しいものとか貰えるんは純粋に嬉しかったわぁ。
・・・まぁ、時にはその・・・オレが気絶するようなものも・・・うん・・・
それを抜きにしても、ニケの話はほんま楽しいものばかりでな。
オレの知らないこと、というよりもあんま興味を向けてこんかったことを楽しそうに語るんや。
そない楽しそうに語られたら、そらオレも興味惹かれるに決まっとるやろ?
カケゴトはお金やと湯水のように流してしまうからあんま好かんけど、それ以外なら別にええかなって、そう思ってん。
オレもニケのその『楽しみ』、知りたいって思ったんよね。
「ニケの言うそのチョウハン言うノ?オレに教えてもらえへんやろカ?少し、興味惹かれてナ」
「あぁ、お金は堪忍したっテ。お金を使ったカケゴトは、オレあんま好きになれへんと思うかラ。オレはただそのチョウハンすることに興味があるんヤ」
「やって、ニケがそない楽しそうに話すんやもノ。どないなものやろうと気になるのは自然なことやロ?」
なんでやったんやろうな。なんで「ニケ」やったんやろうな。
オレと違うて元気やからやろか? どんな時でも肝が据わってはるからやろか?
ちちうえやモモちゃん、アマちゃんと違うて、オレの好きな「お金」の話も聞いてくれたからやろか?
なんでやったんやろうな。なんで「ニケ」の傍やったんやろうな。
ただ「ニケ」やったから―そんな陳腐な理由しか、うちは答えられへんねん。
いつの間にか増えてた、「不思議な気持ち」。
うちのの中になった「家族」と「腐れ縁」と「お金」、それから「爾希」。
それが何を意味するか、わからないはずがあらへん。
せやけど、これを告げるんはまだ先延ばしにさせてもらいたいんよ。
やって、今口にしたら、うちきっと気絶してしまうやろうから。
今日は何を賭けようか。さっきもろうた御萩?それとも、明日行く御店の品?
せや、もう少し丁半が上手くできるようになったら、勝負を挑んでみるのもええな。
うちとニケ、どちらの「時間」をもらうか、うちの一生賭けた大勝負や。
―そんなことを考えながら、おくびょう狸は今日も双六を転がす音を楽しみに待つ。
*家族
母:狸原茉莉【illust/68499594】
「ちょっ、ははうえ後ろに立つナ!ただでさえあんた足音が大kッー!!!」(気絶)
父:紫華さん【illust/68750806】
「ちちうえ、声大きイ!オレは繊細なノ!そんなに大きな声出されると変化がとけるヨ!!」
妹:狸原莉紫【illust/69264024】
「ヒッ!な、なんやリズーか・・・帰ってきてたならいうよろシ!・・・おかえり、なんもケガしとらんでよかっタ」
最後まで素敵なご縁に恵まれここまで無事に走ってこれたこと、とても嬉しく思ってます!
ご縁を下さった、コタローさん(おれんじ様)、寛さん(弥生様)、紫華さん(101様)、爾希さん(楽木様)、この場をお借りしてお礼を申し上げます。ありがとうございました!
また、企画の設立・運営をしてくださいました主催様や目を留めてくださった閲覧者様、本当にありがとうございました!!
何か問題がありましたら、お手数ですがご連絡お願いいたします。
(随時更新中)
2018-05-31 15:05:47 +0000