「流星ミサキ」第3話・追想消失

くさノ

何者かが散らばった宇宙船の部品を悪用している。
幽霊バスの正体は、その何者かによるマイナス科学力で作られたものだ。

元となったボンネットバスの廃車に宇宙船の部品がある事をレーダーで知ったピノと多恵は、現場へ急行した。

マイナス科学によって電子モンスターと化した幽霊バス。
多恵はピノから預かったレーザー光線銃で幽霊バスに立ち向かう。

ピノと多恵のレーザー光線により幽霊バスは倒された。
それと同時に、吉田おじいちゃんの思い出がつまったボンネットバスも燃え尽きた。

吉田おじいちゃんは平和のためだと知っていたので、黙認した。

ふと、吉田おじいちゃんの前に一枚の写真が舞いおりた。

吉田おじいちゃんが7歳の時に撮った写真だった。

ボンネットバスの物置にはおじいちゃんの思い出の品がたくさんあったが、この写真はどこにあるのかおじいちゃんにも分からなかった。

他の思い出は焼失しても、探していた思い出の一枚だけが目の前に舞い降りた夜だった。

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2018-05-27 13:49:19 +0000