朝鮮半島核廃棄合意離脱が前提のよう
金正恩が急遽、大連で、習近平と会談。トランプがイラン核合意離脱を表明し、北朝鮮との朝鮮半島核廃棄に関する会談の概要を見せつけたからである。廃棄しろ、援助はない。トランプディールの中身は核最強国の威嚇以外のなにものでもないことが露顕した。そこに見えるのは、ブルジョワジーの自由そのものである。スエズからニューヨークに転身した自由の像も、その真の姿を見せざるを得なくなった。そこに労働者を搾取し続ける自由はあっても、労働者の自由はただの、賃労働者から失業者になる自由のみであることを表す像となったと云うことである。トランプの自由とは何か。援助支出の拒否の自由である。パリ協定離脱、TPP離脱、イラン核合意離脱、それがアメリカファースト、アメリカグレイトンアゲン、関税による貿易収支改善、イスラエル福音派支援、ロシアゲートからの自由等々と云ったものばかり。アメリカ資本一群の混乱は想像を絶する。すぐにガソリン価格が上昇した。労働者たちへの影響も避けようがない。だからこそまた、労働者の意識もより一層研ぎ澄まされることになるだろう。トランプ大統領は1946年6月に生まれた。だからもうすぐ72歳になる。私よりも10歳下、疎開も敗戦もベトナム戦も知らず、親父の資産を引き継ぎ、アメリカ資本群の一角を占め、トランプタワーを得た。とはいえ、ドイツ トーリア市に習が贈呈したマルクス像にも、スターリンが送ったロンドンのマルクス像にもなんの興味も持ってはいないだろう。が、Statue of Liberty とNobel Peace Prize は知っているようだ。トランプにそんな発想をしてもらう必要もないが、マルクスは皮肉たっぷりに、アメリカも含めて、北朝鮮やら韓国やらジバングからもマルクス像が来るだろう。中には、Statue of Worker’ Liberty Unite もあるだろう。と。
2018-05-09 04:54:23 +0000