【ハナムケ】凍織【1期】

翅 暗丸
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❖朽ちゆく世界にハナムケを【illust/67637283

❖凍織-イテオリ-
∟所属国/レフコニア
∟所有ポイント/30pt
∟100は超えた、らしい/170cm/中性
∟一人称:私/二人称:君、呼び捨て

❖久響の鳥-クユラノトリ-
夢と幻想に生きるとされている種族。遥か昔は鳥の形を持っていたという説もある一方で、
人の形を得る代償に翼を失ったのではないかとされている。

❖Skill
-癒涙-
万能薬と言われているがそんな効力は発揮しない。
気休め程度の痛みを和らげる事しか出来ない。
-幻歌-
ゆめのうた。子守歌のようなもので、優しい夢を見せてくれる。

❖素敵なご縁をいただきました(5/10)
皐蓮さん【illust/68666446

どうせ誰にも届かないと思っていた。届かずに終わるのだと、そう思っていたのに。
ある時、不意に私の歌が誰かに届き、気付かぬ間にその夢に居た。

「……え、聴こえたのですか?私の、歌が?いえ、そうですね、そう、ですよね。
こうして"飛んで"来れたのですから、何を、当たり前な事を」

その『当たり前』さえ信じられなかったというのに、何を言っているのか。
本当ならば彼に私が居る場所を示し誘わなければならないのだけど、臆病な心が顔を出したままで、
結局、それは出来なかった。代わりに、彼の話が聞きたいと思った。何となく、だけれど。

「あの、またお話してくれますか。いきなり夢にお邪魔してしまってあれですが…多分、度々
こうして来てしまう、かもしれません。長居はしませんので」
「思念を取り出す?それは…すごいですね。色も違うのですか?想像が出来ません。
いいえ、綺麗、だとは思うのですが」

何度夢に訪れても、彼──皐蓮は穏やかに接してくれた。
皐蓮が纏う雰囲気を心地好い、と感じてもいた。初めての事だった。
彼の夢に訪れては会話をして、別れる。何度目かは覚えていない。けれど確かに彼と離れる事が、
寂しい、と感じていた。

寂しくて、悲しくて、元の場所に戻るたびに声も無く泣いた。
夢の中で逢うという事だけでは、足りなくなってきてしまった。
だから私は示した。漸くその心を決めて、それでも震える指を握りしめて。

「もし、もしも君が、皐蓮が現実の私に逢いに来て下さるのなら──」

待っている。君が此処に来てくれる事を。
そうして、来てくれた時は、どうか。

泣き崩れるであろう私を、いつものように穏やかに笑いながら宥めてほしい。

❖キャプション随時編集。
❖何かございましたら各種ツールにてご一報下さい。

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2018-05-08 14:35:26 +0000