「確かに似合ってますよ。先生」
深山「ね、そうだよね
良かったですね。先生」
牧野「う、うん
でも、深山だって凄く似合っていると思う」
俺「ええ、確かに」
深山「うぅ」
今度は深山が頬を染めた
先生を押し出すような姿勢からそのまま隠れた体勢になる
深山「と、とにかく当日は先生も、立花も頑張って」
彼女はあんなことがあったにも拘らず、いつものように接してくれて
あの一連の出来事は遠い昔のように思えてくる
いつもの関係が戻ってきたことに、改めて嬉しさを噛み締めた
深山「先生はもう、コーヒーとかの飲み物はOKなんですよね」
牧野「うん。肝心のお酒だけ駄目なの」
残念そうに話す先生に、深山がくすくすと笑った
部活での顧問という関係もあるのだろうが、親しく話す様子に
それ以上の絆のようなものを感じた もっとも
これは春からずっと感じていたことでもあったけど
実際生徒の間でも先生は人気があった
ちょっと責任感が過ぎる部分もあるように思えるのは
それだけ真面目な彼女の気質を映したと言っていいのだろう
結局のところ
この出し物は、クラスの士気も高く、終始きちんと取り組んでおり
加えて 先生も一緒に真面目に参加する姿もあったのか 人の入りも盛況で
大成功に終わったのだった
最近は沈みがちだった先生の笑顔に、俺の気持ちも癒される
沈みがちだった彼女の気持ちにも日が差したのであれば、これ以上の幸福はなかった
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遅れてしまってすみません~
先生のほうが人気でございました
これからは日常回もはさんでいく予定です
いつも大事にしていただき有難うございます
2018-05-05 18:10:47 +0000