縁は異なもの味なもの【illust/67011335】に3世代目参加させていただきます!
※主催様よりキャラシ承認済
「やあ、僕様はカクタス・ヴィラリアンテ・トーマス7世。まあ、カクタスと呼べばいいんじゃないか?」
●名前 華鳥 ときわ (はなとり ―――)
(自称 カクタス・ヴィラリアンテ・トーマス7世)
●種族 半妖(人間/ケット・シー/吸血鬼)
●年齢 18歳(見た目は13歳ほど)
●性別 男
●身長 150cm(帽子込)
●一人称:僕様(素は僕) 二人称:お前(素は君)
「はあ?お前に話すことはない……が、そうだな。美味いものをくれるのであれば少しくらいなら相手をしてやろう」
好奇心旺盛な半妖と吸血鬼の間に生まれた少年
日高国の言葉で本名を持つものの、母や母方の祖父同様に普段は偽名を名乗っている
根は母に似て好奇心旺盛で、おとぎ話にも強いあこがれを持つロマンチストだが、普段はそれを隠している
そのため、偽名を名乗るのも、他者に軽々しく自分の名を呼ばれたくないからだとは本人談。実のところ母と同じで
愛する人にだけ本当の名前を呼ばれるだなんてなんてロマンチックで最高じゃないか……!という思考
自分だけの姫を探すために日高国を旅しているが、周りには見聞を広めるためだと理由づけている
年を経るにつれておとぎ話が好きだと公にするのが恥ずかしくなり、自分の性格すらも演じ始めてしまった
幼い頃は人懐っこかった性格も、格好をつけるうちに変化して家族にすらツンケンしたものになって今に至る
素直になるタイミングを見失いがちで、ついキツい事を行ってしまった時には一人で落ち込むタイプ
「旅の目的か?ふん、そんなもの。自分の見聞を広める以外に何がある?」
「ああ、待っていてくれ。僕だけの愛おしい姫。いつかきっと、まだ見ぬ君を迎えに行って幸せにして見せよう」
「ようやく見つけた、僕だけの愛おしい人。その笑顔は、何よりも宝物だね」
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素敵なご縁をいただきました
隣でいつまでも穏やかに 緋澄さん【illust/68499190】
幼い頃からお互いに知っていた。母親の仲も良かったし、お互いに共通する好きなものもあったから。
少し年上の、姉のような存在で。みるみる背が伸びて、美しくなって……彼女は大人な誰かと幸せになるんだろうと思っていた。
姫を探すための旅に出て、久方ぶりに帰ってきてから顔の一つでも見てやろう。
そんな気持ちで、旅先で見つけたいかにも好みそうな花飾りと、家族で食べられる菓子を手に家へと向かう。
「久しぶりだな、これは土産だ。僕様が選んでやったんだから、有り難く思えよ。」
ぶっきらぼうに告げて、ふ、と顔を見上げる。久しぶりに見た幼馴染は美しい“女性”に映った。
旅先で様々な人と出会い、言葉を交わし。色のある美人も、愛らしい少女も見てきたが、彼女には敵わない。
どんなに見目が麗しくとも、胸の奥が熱くなるのはいつだって、この時だけで……そこでようやく、気が付いた。
ああ、自分は相手に恋をしている。それも、はじまりが思い出せぬほどに昔から。
「緋澄、行きたいところがあるからついてきてくれ。礼に茶菓子くらいは奢ってやるからさ。」
自覚してからは早かった。とりあえず、二人で話す機会を見計らって。
まずは素直になれない子供のような自分を、弟のような存在ではなく、男として意識してもらいたかった。
普段は出せない素だけれど、二人きりなら少しずつ……。
ようやく、自分の想いを口にできるころ。そっとその手をひく足を止めて、まっすぐに向き合う。
情けないけれど、少し自信はなくて。小さな僕が、果たして彼女の王子になることができるのだろうか?
そう思えどもこの胸の熱は止められないから、ぽつり、ぽつりと口を開く。
「緋澄のことを、昔から好いているんだ……といっても、情けないことに自覚するのは最近なんだけれど。」
「僕は小さくて、力も弱い。けれど、君のことを僕だけのお姫様にしたいんだ……こんな僕では、君の王子にはなれないかな?」
もう、見栄の外殻は必要ない。だって、全てを受け入れてくれる自分だけの愛おしい人が隣で笑ってくれるのだから。
これからは君と沢山話して、一緒に笑いあって……僕たちだけの物語を描いていこう。
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関係者様
父:オセローさん【illust/68100013】
母:華鳥もえぎ【illust/68011067】
「母上、父上がこまっているだろう。ほら、茶を淹れるから二人で並んで大人しく座ってくれ」
「(昔みたいに、素直にまたおとぎ話をねだれる日は来るんだろうか……。)」
兄:ダンテさん【illust/68503106】
「近くで兄上の噂をきいたぞ。随分と評判が良いようだが、それを裏切るのもほどほどにな……?」
「(なんだかんだいいながらも、兄さんは優しいんだよなあ。僕は兄さんが大好きだ。)」
妹:ルルリエさん【illust/68502861】
「また食べすぎたのか。はあ、全く……そんなお前に王子がやってくる日は遠いだろうなぁ?」
「(花嫁姿のルルリエはとても見たいけれど、でもそうか……もう、僕たちの可愛い妹ってだけにはいかないんだよなあ)」
何かあればお手数ですがメッセージにてご連絡ください。
「昔に呼んだおとぎ話にもあったよね。探し物を探して、身近な所にあった話、僕たちもそういう運命だったんじゃないかな」
……なんて、ロマンチックなことを口にして、そっと額を合わせて、幸せだと笑いあう。今日も、君が愛おしい。
2018-05-02 22:19:10 +0000