【えんもの】黒清【三世代目】

鹿山ワタチョ子

こちらの素敵な企画様に引き続き、お邪魔させていただきます!(主催様に承認いただきました!)

縁は異なもの味なもの【illust/67011335

「うち、あんま話すの得意やないの・・・ごめんね」
「ちゃうねん・・・話したくないわけやない・・・どう接したらええかわからんの」
「甘えるのは難しいけど・・・今の気持ちをちゃんと伝えることくらいはうちにもできるで」

・黒清(くろきよ)
種族:妖怪(妖狐・牛鬼・雲外鏡)
性別:女
身長:160cm(人間時)
年齢:19歳

妖狐と牛鬼・雲外鏡の間に生まれた娘。妖狐の血が濃い。肌は人間に近いが、強い衝撃を与えると割れてしまう。
両親に愛情を注がれて育ったが、うまいこと甘えるのは苦手。表情筋はあまり動かない。
性格は父親に似て真面目で面倒見は良い。困ってる人がいると無言で助けて静かに去っていく。
羽織ってる着物は、母親からお守りのために託された。

✩素敵なご縁を結ばせていただきました。(2018.5.29)
明るくて一緒にいてとても楽しい素敵な男の人。リュシアン・ドゥミトレスクさん【illust/68916953

それは、ある雨の日の出来事でした。

黒清はひとり、雨宿りをしていると一人の白い髪の異国の衣を身にまとった男が近づいて来るではありませんか。
彼は「リュシアン」と名乗り、お茶がしたいと黒清を誘い出しました。

最初は見ず知らずの男の人についていくことに戸惑った黒清でしたが、一目見たとき、この雨の中、彼の眩しい笑顔に密かに何かを感じたため、付いていくことになりました。

黒清は彼から様々な話を聞きました。
遠い異国の事、家族の事、そして彼の夢である「幸せな家庭を築く」ということにとても興味をもちました。

「・・・素敵な夢やね・・・リュシアンさんの夢、叶うとええな・・・」

それからというもの、黒清は気づけば、彼に会うたびに何時間も彼の話を聞くようになりました。
彼は雨の日しか姿を現さなかったため、天気が良い日は落ち込み、雨の日になると心が躍るように嬉しくなりました。

ある日のこと、黒清は傘を持たずに彼のもとに姿を現しました。
黒清は彼に対して言いました。

「・・・リュシアンさん、うち、リュシアンさんの話がもっと聞きたい・・・できれば二人きりで・・・」

「・・・その・・・・相合傘・・・してもええ?」

黒清がそう言った途端、二つの影が重なり合い、傘は重なりあった影を守るように天に向き合いました。

その後、雨の日に狐が嫁へ行ったという噂がたったそうな。

家族
・活発な母親、黒鏡【illust/68143568
「おかん、ああみえてけっこうやり手やで・・・油断ならへんわ・・・」
・優しくて世話好きな父親、清嶺さん【illust/68070300
「おとん、心配してくれてありがとう・・・うちは平気やで」
・影でこっそり心配してるお兄ちゃん、和嶺さん【illust/68499931
「にいに・・・あんまはしゃぐとまた割れるで・・・うち、怖い・・・・」

何かありましたら鹿山までご連絡ください。

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2018-04-30 18:09:19 +0000