【ハナムケ】リオ【1期】

白魚
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朽ち行く世界にハナムケを【illust/67637283

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「もふ、もふ…♪ ふわ、ふわ…♪」
「立派な魔法使いになるのが夢なの」


◆リオ・ニコル
 所属国:フェール・イール
 所有ポイント:30pt
 
 ニコル家の魔法使い見習い。火の月生まれ。
 難しい魔法は勉強中。まだまだ簡単な魔法しか使えない。
 覚えている魔法で得意なものは水の魔法。夏は冷たくて気持ちがいい。
 火の魔法が大の苦手。それでも頑張って覚えようと、魔法学の本を熟読したり
 まじないとして火の加護が付与されている宝石を身に付けている。
 たまに失敗をしてところどころ焦がしているのは内緒。
 宝石はリオが生まれた時に加護として貰ったもの。触るとぽかぽか暖かい。
 暇なときは、よく自分の髪や尻尾の手入れをしている。
 ふわふわサラサラなのが気持ち良いらしく、無意識で触れている様子。

◆ニコル家
 詠唱を主に利用している系の魔法使いの家系。
 魔法使いには浮かれた時にそれぞれ一つだけ加護が与えられる。
 どの加護を受けられるかは生まれた月による。
 (星座のようなもので、初代ニコル家が決めたらしい)
 初代ニコル家が決めた月は「火水雷木氷風地光闇」の順。
 与えられる加護は、ただ単に該当属性が強化されるだけのもの。
 故に加護属性だけを得意とする者、そうでない者とバラバラのようである。
 
◆Skill
 火の加護:魔法強化のスキル。タトゥーや宝石で強化されている。
 グルーミング:毛づくろい。ごわごわしたものもすぐにふわふわサラサラに。

◆素敵なご縁がありました!
 レフコニア所属/ニクスさん【illust/68645434

 その日は珍しく、魔法の勉強に煮詰まっていた。
 気分転換に外でグルーミングをしようかしら…と街を歩いていたとき、可愛い獣が青い火の玉を吐いているのが見えた。
 その火の玉は、自分の知っている炎の色よりもとても綺麗で。
 「とても綺麗な色をしているのね!」
 急に近づいて大きな声で言ってしまったものだったから、獣の子はとてもびっくりしたようだったけど
 『キュー!』と嬉しそうな鳴き声を上げていたから、怒ってないのかな…?と思い、隣に座ってそのまま話しかける。
 「口から炎が出せるなんて…それも魔法なのかしら?」
 そういった魔法は聞いたことがなくて、同じようにふーっと火の玉を出す真似をしてみたけど、そんな簡単に出来る訳もなくて。
 獣の子がそれを見てどう思ったのかはわからなかったけど、戯れるようにすりすりと頭を擦り付けてきたので、
 一緒に戯れながらグルーミングをして、そのままお別れをした。

 しばらくして、いつものようにグルーミングをしていると、『急にごめん、お前あの時の子だろ?』と話しかけてくる青年がいた。
 あの時の獣の子は自分だと、炎は魔法ではなく竜の力なんだと、申し訳なさそうに話すニクスさん。
 「そうなの…。魔法じゃなかったのはちょっと残念だけれど…でも、あんなに綺麗な色の炎が出せるなんてとても素敵だわ」
 彼があの時の獣の子だと聞いたときは少し驚いたし、あの炎が魔法じゃなかったのはほんの少しだけ残念だったけれど、本当に綺麗だと思ったということだけは伝えたくて。

 それ以降、ニクスさんとの交流が過ごしずつ増えていった。
 「60歳…!? ごめんなさい、私てっきり同い年だと思って…」
 「最初に触った時も思ってたけど、ニクスさんの毛並み、とてもふわふわしていて気持ちがいいの。ずっとなでていられるくらいもふもふしてて……どうやったらこんなにふわふわになるのかしら?」
 彼の実年齢が60歳であることを聞いて驚いたり、獣姿のニクスさんの毛づくろいをしてもいいと言ってもらえたり。
 お昼は戯れながらグルーミングをし、夕方から夜は今日あったことや自分たちのことについて話しながらのんびりと過ごしていた。

 そんな時に彼の呪いの話を聞いた。何とかしてあげたいと思って、今まで手を付けなかった属性の魔術書を開いたり両親に聞いたりと、自分が思いつく限りのことをしていった。
 だって、魔法は自分の専門分野だったから。少しでもニクスさんの力になりたくて。
 魔法の勉強をして、試せるものは試して、気分転換も兼ねてニクスさんのグルーミングをして。
 少しずつ魔法の力が身についていったけれど、それでも進展はなくて、少し諦めかけていたとき、
 「俺はさ、これからもずっとこのままなんだ」
 そんなある日の夜、ニクスさんがポツリとつぶやいた。
 びっくりして彼の顔を眺めたけれど、諦めたようなそんな雰囲気は感じられなくて、何か決意をしたような表情をしていた。
 ニクスさんは月の呪いのことや、弟さんのことで色々思っていたことを少しずつ話してくれた。
 そして、一緒なら呪いを抱えたままでも笑って生きていける、と笑っていて。
 そんな彼を見て、とても嬉しくて。
 「…私が魔法の勉強を頑張ろうって思えたのは、ニクスがいてくれたからよ。あなたと出会えなかったら、あの炎を見ていなかったら、魔法の勉強も諦めてたかもしれない。だからすごく感謝してるの」
 本当のことだ。彼の吐く綺麗な炎を見ていなかったら、あのまま諦めていたかもしれなかったから。

 「私もね、ニクスが好き。獣の姿のふわふわのあなたも、人の姿の元気に笑うあなたも」
 笑いながら、伝えた。
 まだまだ小さい魔法使いだけど、彼と一緒に手を取り合えば、きっと前へ進んでいける。
 そう思って、彼の手を握り締めた。


◆婚姻について
 相性重視で考えていきたいと思っています。その他は特に問いません。素敵なご縁があれば嬉しいです。
 関係等のご相談もありましたらお気軽にご連絡くださいませ。
 既知関係などもお気軽にどうぞ。
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 3日以上たってもお返事がない場合は、再送していただくようお願いします。

 なにか問題等ありましたらご連絡ください!
※キャプションは随時変更します。

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2018-04-30 15:07:34 +0000