間に合いませんでした
※以下妄想
多大な損害を被った先の東京決戦に置いて保有する残存イェーガーが著しく少なくなった問題に対しPPDCは来たるべくKAIJUとの決戦に備え即戦力を確保する必要があった。
その戦力増強のプランの一つとして持ち上がったのが世界中に点々としている廃棄、もしくは旧式の為使われなくなったイェーガーのパーツをベースに新たに再構築し新たなイェーガーを建造する「テセウス・プロジェクト」である。
この機体はテセウス・プロジェクトの第一号機であり現在PPDCにて活動している2025年までの戦いを制し続けた第一世代機「チェルノ・アルファ」建造に携わった技術者が多く関わっている。
初期段階のコンセプトとして、チェルノ・アルファの復活が掲げられている機体であり、大きな特徴として右肩部に装備されている大型の装甲がある。これは実際のチェルノ・アルファの頭部部分の装甲をそのまま利用したものでありその装甲は強大な盾となり機体を保護することができる。
主な武装は左腕部そのものをマニュピレーターから変更した大型の対KAIJU試作破砕杭「アレクシス・バンカー」と右腕部のチェルノ・アルファが利用していたテスラ・フィストを発展、改良した兵装「サーシャ・ガントレット」である。この両武装の名称はかつてのチェルノ・アルファのパイロットを務めた英雄、カイダノフスキー夫妻の名から付けられている。
全身を構成する各パーツは第一世代から第五世代までの物を無差別にかき集めた結果、半ば歪なアシンメトリーな物となっている。故にバランスを取ることが難しく一定の熟練が必要となる機体となってしまったが、その強固な装甲で敵を受け止め必殺のアレクシス・バンカーによって急所を一撃で粉砕する強力なイェーガーとなった。
2018-04-30 01:34:13 +0000