【えんもの】かがり【二世代目】

ときじ@ゆるゆる復帰
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こちらの素敵企画【illust/67011335】に二世代目一人目を参加させて頂きます

(――誰か、本当の私を見て)

◇かがり
 種族:半妖(座敷童子×人間)
 年齢:18歳(外見年齢:10~12歳)
 身長:145㎝

一人称:私、かがり
二人称:貴方、~さん、呼び捨て

とある商家に住み着いていた座敷童子とその商家の息子との間に生まれた半妖。
母である座敷童子の血を色濃く継いでおり、一家に幸運を与える能力を持つ。人より年を取るのが遅いため、齢18ではあるが、見た目は10~12歳ほどの姿をしている。

しかしながら、そのような能力を持って生まれてしまった為か、半妖であることに差別は受けなかったものの、かがりは生き神として祀られ、今も軟禁状態の生活を送っている。
生き神として扱われている為、寝食や着るものに不自由な生活はしてはいないのだが、誰一人として心を開いてはいない。何故ならば、彼女に近づくものは皆揃って、彼女の幸運を授ける能力を欲しがっていただけだったからだ。その為、少しばかり人生を諦めてしまっている節がある。

あり得ないこととは分かっていても少しだけ願ってしまう。
幸運を呼ぶ生き神としてではなく、本当の自分を、
『かがり』として見てくれる人物が現れてくれないのだろうか、と。

「貴方もどうせ私に幸福を願いに来たのでしょう?……知っているわ。皆、この能力の恩恵が欲しいだけですもの」
「……傍から見ればこんなに恵まれているのに、大事にされているのに、幸せであるだろうにって思うでしょうね。………でもね、私はこんな生活なんて望んでなかったわ」
「誰も『私』を見てくれない。あくまで私は幸運を運ぶ…生き神なのよ」

◇素敵なご縁を頂きました(4/10)
ようやく信じてもいいと思えた大事な相手
リオネ君【illust/68011521】(リオネさん→リオネ)

――今思えば、私はずっと
貴方のような人を待ち望んでいたのかもしれない。

今はそう、思えるのよ。


「慣れ慣れしいわね、貴方。……まぁ、別に嫌いじゃないわ」
「……驚いた。今までそんなことを言ってくれる人なんて……いえ、何でもない。何でもないわ!」
(今まで何度も勝手に信じて私は絶望してきた。だから、まだ信じるわけには。そんなわけには――…)
「…リオネ、さんは何で私にそう構うの?貴方は私の『幸福』を望んでるのとは違うの……?」
「ば…っ!!そ、そんなの……そんな、の。か、勝手にすればいいわ、よ!」
(調子をどんどん崩される。こんな私は……私を知らない。ほんの少しでも「嬉しい」と思ってしまっただなんて)
「……花。私は、外に出たことないから……その、見てみたい。教えて…くれる?」

……あの日も何も変わらない退屈で陰鬱な一日だった。
この家に縛られて『生き神』として祀られてから、毎日毎日変わらない日々を過ごしていた。
貴方に出会ったのもそんな何一つ変わらない日で。
人が私を拝んでいく中、ふと顔をあげたら貴方と目線があった。

ただ、それだけ。
それだけだったはずなのに。
それから毎日のように貴方はここを訪れるようになったのだ。

今までとは違う。
何となくそんな印象を覚えた。
でも私は私の能力目当ての奴らしか知らなかった。
だから、柔らかく私に微笑んでくれる相手なんて信用無くて。
ツンとした態度しか取れなかった。
それでも貴方は変わらず接してくれた。

何でこうも私に言葉を掛け、優しくしてくれるか分からなくて。
癇癪のように怒ってすべてを吐き出した時もある。
でも、貴方はそんな私を見て『抱きしめたい』と言った。
私は真っ赤になって怒ったが、
なんで貴方がそこまでしてくれるのかが分からなくて
困惑するだけだった。

それまで頑なに心を閉ざし続けていた。
私は私が苦しまないようにと。

だけど、
貴方がずっと私に微笑むから
調子が狂っていった。

貴方が来る度に、
嬉しがっている自分に気が付いたのはいつだったか。

ダメだ、と自分を律そうとした。
でも貴方はどんどん私を侵食していったんだ。

段々私は貴方を受け入れるようになっていた。
また傷つくかもしれないのに……
そう思いながら。

だから、
あんな言葉

そんなの言われてしまえば――…

「――私は貴方を信じていい?本当に信じていいの…?貴方の言葉、本当に……信じても、いい?」

気が付けばボロボロと涙が零れ落ちる。
嗚咽がこみ上げる。

嗚呼、

私はずっと待っていた。
心のどこかで。
無理だとずっと思っていて。

でも、ちゃんといたんだ。
ここに。

私を、『かがり』を
見てくれる人が。

だから、気が付いた時は声を上げてしまっていたんだ。

「リオネ、お願い。私をここから連れ出して。貴方の元へと連れて行って。―――…『かがり』を、攫って」

その時、
初めて心から望んだことを、
我がままを言えた気がした。


ねぇ、リオネ

まだ恥ずかしくて
素直に好きとは
口には出しきれないけど、

いつか貴方に貰った『大好き』を
全部全部還すから

その時まで

――…待っていて。


◇関係者◇
行方不明の母:るい【illust/67513407
「かぁ様、かぁ様はどこへ行ってしまわれたのですか…。とと様が身罷れてから以来、姿を消されてしまいました。かぁ様、私は…かがりは周りに恵まれてはいますが……本当の意味では一人ぼっちです。かぁ様……かがりはお会いしたい、です…」

◆既知関係随時募集中です。お気軽にメッセージの方をどうぞ。
婚姻につきましては種族等にこだわりはございません。またどのような関係になっても大丈夫です。
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▽主催様から承認タグ頂きました(04/02)
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2018-04-01 15:16:36 +0000