【えんもの】冬青【一世代目】



企画元様【illust/67011335

名前:冬青(ソヨゴ)
種族:妖怪(鬼)
年齢:200歳程度
性別:男
身長:175㎝

今はもう使われていない朽ちた寺を守り続ける鬼。
百年以上前にその寺の主と契約を交わしている為、土地を離れられずにいる。
契約を破棄するためには、新たな契約が必要。
稀に来る参拝客には寛容だが、遊び半分で訪れるものには厳しい。
「なんだ、供物を持ってきていないのなら去れ」
「こんな場所に参拝に来るとは物好きな奴も居たものだな」
「契約がある以上、俺はここを離れられない」

◇素敵なご縁をいただきました!座敷童子の空さん【illust/67626904
興味本位で立ち寄った異国問屋。店の奥でひときわ目を惹く白を見つけた。

「お前、ここの商品ではないな」
「いや、異国の品も目を惹くが、店の中でひときわ目を惹いたからな」
「見られて気分を害したのなら謝ろう」

どうやら娘のおかげでこの店は繁盛しているらしい。
熱心に品を勧める顔を見て、いつの間に楽しいという感情が湧いていた。
そして、自分と同じで一つの場所に留まる者に親近感が湧いた。

「同じ場所に留まることは苦ではないのか?」
「たしかに、ここは人も物もたくさん行き交う。それを見るのも楽しかろう」
「だが、もしも、俺がお前を連れ出してやろうと言ったらどうする」

もしもの話だと言ったにも関わらず、否定されなかったことが意外だった。
自分でも本気だったかわからない質問であったが、それでも嬉しいと感じてしまう。

「俺には戻らなければいけない場所がある」
「だが、もっとお前の傍でたくさんの話を聞いていたい」
「俺のために色々な表情を見せてほしい」

「これがどういうことか、わかるか」

この感情が何なのか。言わせようとする自分は卑怯だ。
だが、どうしても手に入れたかったのかもしれない。

「俺と一緒に暮らさないか」

あの時に空が傍にいると言ってくれた瞬間を永遠に忘れることはない。

「お前が来てから、寺に不逞な輩が訪れなくなった」
「むしろ、参拝者が手入れをしてくれているおかげで俺の役目がなくなった」
「これもお前の恩恵というわけか」

手を取り連れ出したからには、この命尽きるまで大切にしよう。

「愛しているなど簡単に言うものではない」
「だが、俺も誓おう。お前の隣にずっと一緒にいると」
「だから、お前も…いや、なんでもない」

ひとりが苦ではなかった鬼は、知ってしまった。
愛しいと感じる対象がいるだけで、こんなにも満たされる、と。
こんなにも、手離したくないと感じるなんて、と。

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◇申請について
相性重視で種族について希望はありません。
ありがたくもメッセージをいただけましたら、2日以内に返信します。
もしも返信がない場合、お手数ですが再送いただけると幸いです。


何か問題等ございましたらメッセージからお気軽にお申し付けください。
キャプション随時更新。

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2018-03-18 19:57:24 +0000