【えんもの】天津【一世代目】

ハク

こちらの企画【illust/67011335】に参加させていただきます

「近寄らないで…怪我させたくない…」

「水辺はいいね、燃やし尽くす心配はないから」

「足元を照らす事は出来るけど、他に飛び火しないか怖いんだ…」


名前:天津(あまつ)
種族:妖怪(天火)
年齢:100を超えたあたりから数えていない
性別:男

自我が目覚めて最初に見たのは炎の海だった
そのため燃やしてしまうかもしれないと怯えて居るためあまり他者には近寄ろうとしないが話す事は好きなため、いつもうじうじしている臆病者
普段は池や湖といった水辺に居ることが多い
ふよふよと漂いながらあちこちを眺めて居る

天火について
日本各所に伝わる怪火の一種
伝承は色々あり、夜道を行く先が昼ものように明るくなるや、天火が現れると天気が良くなるが、天火が入った家では病人が出る、家の屋根に落ちると火事になる、などなど場所によって様々なものがある

婚姻申請について
種族などにこだわりはありません
良い縁に恵まれればそれだけで喜べます
申請を頂けましたら、即日〜3日以内にお返事したいと思っておりますが、もし返事が来ないという場合はお手数ですが再度送ってくださるとありがたいです


素敵なご縁に恵まれました
なすか様宅筧 穂純さん【illust/67737532

冬は好きだ
キンと冷えた空気は熱い体を冷やしてくれる
乾燥して火がよく回る事は知っている
だから冬場は人里には絶対に近付かない様にしていた

ただ、あの日は違った

小さな呟きと寒そうに手を擦り合わせている姿に火を灯す
自分に気付いた彼女は不思議そうに声を掛けてくる


「ここがいい…ここじゃなきゃダメなんだ」

そう言って火を灯したまま背を向け進む

久しく人と話してない、話したい…でも傷付けたくない
その思いから少し距離を開けて歩く

きっともう会うことはないだろう…

そんな思いを裏切るかのように彼女は次の日自分に会いに来てくれた
強引に引っ張られ混乱したがその反面嬉しかった
普通に接することが出来たことが


「穂純は…変わってるね、僕に遠慮なく接してくれる…でも、それが嬉しいんだ」

彼女の仕事に対する姿勢はとても惹かれるものがあった
真摯に勤める姿は自分の心を動かす
少しでも支えることは出来ないか、自分に出来ることはないか、そう考えるようになった

その時だっただろうか、自分に道を示してくれたのは
きっと他意はなかったのだろう、本心からの言葉

彼女は知らないだろう、その言葉に僕がどれだけ救われたか

それからだ、彼女を恋情を持って見るようになったのは

自覚する事はなかった
そのきっかけも彼女の言葉
彼女には言葉を貰ってばかりだ

だから、今度は僕から…


「これからは、ずっと一緒にいる…僕は穂純が好きだよ」

言葉足らずな僕の本心からの言葉
返事を待たずに僕は彼女に腕を伸ばし、己の腕の中に閉じ込めた


何か問題が御座いましたらメッセージにてご一報いただけると助かります
これからよろしくお願いします

キャプション随時更新予定…

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2018-03-08 16:08:53 +0000