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「うちと恋人になってください!!!」
ナナはそう言って頭を下げてながらウチに手を真っ直ぐ差し出した。
真剣にウチに気持ちを伝えているということ、それから、ナナもウチと同じ想いを向けてくれていたという事。
その事があまりにも嬉しくて、視界が涙でぼやけていく。
ウチはナナの温かい手を震える手でそろりと取った。
…その時、ウチの心の中で気持ちが弾ける様な音がした。
ウチは、いつの間にかナナの胸に飛び込んでいた。
ナナは驚いたような表情を見せた後、優しくウチを抱き締めてくれた。
その温もりがとても幸せで、幸せ過ぎて苦しくて、ウチはずっと縋り付いていた。
…ウチはこれからも頼りないままで、沢山困らせてしまうことばかりなのかもしれない。けれど、ナナが本当に辛い時には、ずっと支えてあげられる様になりたい。
これからは、『恋人』として。
「…ナナ、ありがとう」
涙で掠れた声で、ウチはそう言った。
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こちらの素敵な交流【novel/9289230】のお返しとなります。
お借りしました
ナナくん【illust/64725582】
最中【illust/64797883】
最中に大切な人が出来ました。
ナナくん、ナナくんの親御さんの凵月Lilotteさん【user/1595294】、これからも最中をよろしくお願いします。そして、本当にありがとうございます。
恋愛交流に関しては初めてですのでタグの付け方等問題があれば御指摘をお願いします。
2018-03-05 09:19:39 +0000