素敵なご縁を頂いた記念に…
本当にありがとうございました!
まだ誰もが寝ている時間。そんな時間に部屋を訪れた私に、ゼロス様は咎めるような声を出す
それを遮って、彼の手を引いて城を抜け出した
連れてきたのはデリィアの花畑。ここは観光地どころか、国の人もめったに訪れない私のお気に入りの場所
「ゼロス様、見て!」
指差す先には一斉に花開くデリィア達。この時間にしか見られない光景を、この人に見てほしかった。それと、もう一つ
側で咲いた花を特別な水が入った瓶に入れる。中には昨日取った蕾のデリィアも。それをゼロス様に手渡した
「デリィア小国では、ずっと一緒にいたい人にこれを渡すの。私も、いつか大事な人が出来たら渡そうって決めてたのよ」
瓶を握るゼロス様の手を両手で挟んで、その手にキスをする
「ルルーマリー・ミュゼ・ディリアは、ずーっとゼロス様の側にいる事を誓います」
不思議ね、まだ恋を知らない私だけれど、貴方とはいつか愛になるって、そんな気がするの
素敵なお婿様 ゼロスさん【illust/67003368】
無自覚の恋をしているルルーマリー【illust/66166174】
2018-03-03 16:35:43 +0000