「それ以上近づいたら大きな声を出します」
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❖メル(Mel)
Age:17/Height:145/constellation:おひつじ座
一人称:私 二人称:あなた、星守さん/呼び捨て
親切にしてくれた人が人さらいだったことが何度かあり、
人を信じられなくなった祈星。初対面の人と距離を取りたがる。
何度も何度も騙され裏切られる事よりも、馬鹿正直で騙されやすい自分に腹が立つ。
キッパリハッキリとした物言いで、良くも悪くも感情に素直な負けず嫌い。
おまけに涙腺が弱い。怒りながら泣く事も多い。
瞳に星が宿り、感情が大きく揺れた時には目元には星がキラキラと輝く。
頬にあるおひつじ座の痣を一時期は隠していたが、今はもう気にならない様子。
✦CVタグありがとうございました…!
❖素敵な星守さんとのご縁を頂きました
アロイスさん *** illust/67560971
「…あなたが私と組む星守さんですか」
偉い人たちが決めたのだから、人さらいの類では無いことは確か。…だと思う。
それでも、そんな人たちの目を騙した大嘘つきかもしれない。
…この星守はそんなに嘘が上手な訳ではなさそうだけれど。
「決まりなので従うだけです。仲良く旅をする気はありませんので」
「歩くときは私が前を歩きます。
あなたは後ろを、そうですね…二人、いえ五人分ほど開けて着いてきてください。もっと離れてもいいです」
人を信じて良かったと思った事が無い。裏切られるなら最初から信じなければいい。
それに、怒った子猫のように毛を逆立てていれば、よほどのお馬鹿でない限り触ろうとはしない。
この星守とも仲良くなるつもりも、ましてや信じることもしない。
*
「…どうして動けなくなるまで戦うんですか。
星守のくせに、祈星をほったらかして倒れちゃうんですね」
「あなた、お世辞とか嘘が苦手でしょう。…正直にも程があります」
一緒に旅をしていて気が付いた事が三つ。
一つ、この人は見た目よりもずっと強い。
二つ、この人は嘘が付けない。
たまに怖いくらい必死になって動けなくなってしまうこともあるけど。
それでも、その辺の盗人なら簡単に追い払ってくれる。
そしてこの人は、笑ってしまうくらい嘘やお世辞が苦手。
私が何か言えば、何にも包まずそのまま返して来る。
ちょっとした意見の食い違いがあって言い合いになっても、ちゃんと自分の気持ちをそのまま返してくれる。
「…道を間違えたのは私が悪いです。えぇ、それは認めます。
でもね、その辺に生えている草を食べるのはやめてくださいアロイス」
「その本、面白いですか?
読み終わったら売る前に貸してください。…なんですか、私だって本は読みます」
「倒れてしまうまで戦うのはやめて。星守だからだなんてあなたが傷付いて良い理由にはならないでしょう」
三つ、私はこの旅を楽しいと思い始めている。
人を信じて良かったと思った事が無い。けど。
この星守は信じていいのかもしれないと、愚かにも思い始めている。
旅の終わりを知った時、彼を心から信じた時。
私は、私たちはどういう選択をするのだろう。
❖祈りの星と願いの旅 *** illust/66740270
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「あなたを信じたい、です」
2018-02-24 23:30:00 +0000