フリーになってからのボクは、とても成長が早いパムとミーティアを連れながらハントの仕事を請け負いつつ旅をしていた。◆魔物の子の定住を良しとする村は中々ないし、魔物の問題に生活を脅かされている人達は世界中にいるから、この方がいいんだ。◆今回は久々にかなりヤバい仕事。ある村の少し離れた所にある湿原に、数年前からサハギンが住み着き、増えに増えたその数は百を超えてるとか。◆村の食糧、家畜、更には女子供を中心に村人までも食われ、或いは連れ去られている。◆ボクの仕事はそのサハギンの退治、殲滅。残念だけどサハギンには人と対話をする知能自体がない。彼らの頭にあるのは食事と繁殖だけ。◆本当にヤバい仕事にパム達は連れて行けないから、信頼できる相手に預けて一人で向かうことにした。◆あまりにも陰湿で不気味な雰囲気から、本来は湖であるのに“サハギンの沼”と呼ばれるようになったその場所で、次々と襲い掛かるサハギンの群れの頭を、胴体を、魔銃で次々粉砕する。◆やがてサハギン達の耳に痛い奇声と気配がなくなる頃には、夜闇は白ずんでいた。「やれやれ」と座り込み溜息をついた、その時・・・ ◆「!?」 足首を何者かに掴まれ、ボクの体は一瞬で黄土色の湖の奥へと引き摺りこまれた。◆しまった・・・! 本当の群れのボスは、最初から姿と気配を消して待っていたんだ。獲物が消耗しきって、油断しきった瞬間を────・・・!◆それに気づいた時には、肺の中の空気は失われ、ボクの意識は・・・ 闇の中に・・・・・・ ◆◆はい、いよいよ2話のサハギン編に着手できました。いきなりエロシーンというのもアレなので、油断シーンから。◆カレンは超強い敏腕ハンターなんですが、人間なんでたまに油断があります。100戦に1回ぐらい? しょっちゅう負けてるわけじゃないですよ。◆さ、次からエロエロにいこか。
2009-10-19 17:19:56 +0000