Sag Dem Fruhling【illust/65746960】
「どんな嘘を並べたって私には意味がないわ。だから素直に言っていいのよ。気持ち悪いって」
「もう、あんまりしつこいと噛むわよ。私の歯も顎も腕も、人よりちょっと強いから気をつけることね」
「……、本当の本当に私のこと、嫌いじゃないって思うなら、その、私、したいことがあって……。あの、私と、一緒に、太陽の、下で、お、お出かけ、して、ほしいの……」
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ポールチカ
セレーノ所属/20歳/女性
セレーノの路地裏にある、代々魔女の一族が務めていると噂の豪奢なクラブでピアニストとして働く女性。
宵の魔女と呼ばれる古い魔女の一族の青年と(かつて天使だった)医者の女性の間に生まれ、また、古代鮫の血も引いている。
血は混ざり薄れているはずだが魔女の形質を強く示す、混血の二世代目。
白い肌は日に弱く、陽の下に肌を晒すと火傷をするほど。琥珀の瞳から零れる涙に宿るチャームは水に解けたものに触れるだけでも彼女に心惹かれてしまう。【不老の魔女】の力により幼くして成長が止まったが20を越えている。姿は幼いが古代鮫の血を持つが故にか非常に力が強く、獰猛。
色の違う右目は母から受け継いでおり、人の本音が映る。
そしてこれら全ての形質が、コンプレックス。
「みんな私のこと、気持ち悪いって思ってるの。きっとそう。口に出さなくたって私には『見える』のよ」
特に容姿に自信がなく、着飾るか姿を隠していないと落ち着かない。本当は歌う方が好きなのだが、「歌手は目立つから」という理由でピアノを弾いている。店に出るときには沢山の装飾を身につけ、外では本来日除けのはずのマントにその身を隠している。幼い頃にからかわれたことがトラウマとなり、より容姿へのコンプレックスを増させている。
とにかくネガティブ。卑屈で根暗、短気で泣き虫かつ寂しがりの、マイナス五乗。
無論店の同僚以外友人もおらず、その分家族にべったり。
家族の前では饒舌で、両親に似て誰かを慈しむことが好きなのだが、人の本音が見えてしまう瞳のせいで信じていた人が自分の容姿を嫌悪していたことを知ってしまった日から、家族以外の人と目を合わせて話ができない。
「見たくないものから目を逸らして逃げてるって分かってるわ。でも、こわいものはこわいんだもの……」
どうせすぐに死ぬしと色々なことを諦めて生きているが本当は友だちも欲しいし、陽の下を歩きたい。周りに認められたい。誰かに、愛されたい。
必要なのはほんの少しの勇気だと分かっているからこそ、臆病な自分の背中を押してくれる誰かを待ちながら、今日もセレーノの路地裏で祖母が好きだったという歌を口ずさんでいる。
「早々に死んでしまう私のことなんてみんなすぐに忘れてしまうんでしょう……。……、でもやっぱり、誰かに愛されたいって、私がいなくなっても覚えていてくれる誰かに会いたいって、そう夢見ることは、駄目なのかな……」
【スキル】
不老の魔女:ある年齢から姿を変えず老いることがない
チャーム:自身の涙に触れた者の心を奪う魅了の魔術。
暗視:光の届かない海底でも目が見える。
天使の瞳:全てを見定める瞳。嘘は通用しない。
【種族】
宵の魔女と呼ばれる古い家系の魔女とかつて天使だった女性のハーフ。
古代鮫の血も引き継いでおり、水中で生活することはできないが長い時間海に入っていられるため、仕事で失敗するたびに海に潜って泣いている。
不老の魔女の力が非常に強く、幼くして成長が止まった。一般的に成長の止まった年齢が早いほど寿命が短いと言われているため「どうせすぐ死ぬんだわ!」と卑屈。冷静に考えると長寿の種族が混ざっているため短命ということもない(本人は気づいていない)
チャームは涙に宿り、力が体から離れているという性質上、チャームそのものをコントロールできないため、泣かないことでしか抑えられない。のだが、怒っていても悲しくても泣く。水に溶けた涙に触れただけで心奪われるほど強いチャームなので、海で泣いては魅力された魚につつかれ怒ってパクリとする。
肌が陽の光に弱く基本的に夜活動するため祖父から受け継ぐ暗視はとても大切なスキル。真夜中でも明かりがいらないので、目立ちたくない彼女には有難い。
天使の瞳で見てしまった初恋のあの人の心は真っ黒で、それから人と上手く話ができない。
※その他設定は前世代のCSを参照ください。
*)
関係者様
素晴らしいご縁をいただきました……!
お日様みたいな笑顔が眩しい王子様、ユティラインさん【illust/67055722】
編集中……
***
父:ノーチ【illust/66861443】
「店に迷惑をかける輩は全て私が追い返すから、お父様は遠慮なく引退して大丈夫よ。ポーがお店を守るわ。え?私はピアニストだろって?」
母:ミントさん【illust/66822060】
「お母様ぁ、私を慰めて……。またお店でやっちゃったの……。ポーはどうしてこんなに駄目な子なのかな……、ううう……」
兄:エルダーさん【illust/67366559】
「エルダーお兄様はとっても優しくて強くてかっこいいポーの自慢のお兄様。大好きよ。だからお兄様を傷つける人がいたらポーに教えて?そんな奴いなかったことにしてあげる」
「お兄様のご飯はどれもとっても美味しいけど今日はお肉の気分かな。きっと私また失敗して帰ってくるから、泣いていたら慰めて……」
「大切な人が見つかったのね、おめでとうエルお兄様。もうポーもお兄様に甘えていられないよね。大人にならなくっちゃ。……、ちょっと海に潜ってくる。な、泣かないわ、幸せなことだもの、ちょっと魚を齧ってくるだけよ……」
◎)
婚姻に関して年齢種族国籍等にこだわりはありません。
どんな関係になるかはお話して決めていけたらと思っております。ポールチカの性格上、最初は険悪になってしまうかもしれませんが、いずれは愛のある関係になれたらと思います。
メッセージをいただいた際は出来るだけ即日を心がけますが最大二日ほどかかるかもしれません。
三日たっても反応がないようでしたら再度ご連絡ください。
2018-02-09 16:09:02 +0000