長らく続いたホンダの空冷4スト250ccオフ車の集大成的なモデルとして1995年に登場したのが、このXR250であります。
半球型の燃焼室を設けて放射状にバルブを配置するRFVCエンジンは先代のXLR250Rから受け継いでいるものの、潤滑方式をドライサンプ式とすることで潤滑/冷却効率を向上させたほか、デジタルメーターやセルスターターも新たに装備されるなど多数の改良が施されています。
これらの充実した装備と高い信頼性を併せ持つ本車は販売期間を通して常に人気のあった車種であり、2眼ライトを持つXRバハやモタード版といった姉妹車も登場、2007年の販売終了までの長きにわたってラインナップされていました。
この倒立フォークや跳ね上がったリアフェンダー、大型シュラウドを備えたモデルは2003年のモデルチェンジで登場した後期型で、派手なカラーリングも相まってものすごくカッコいい一台なんでないかと思います。
空冷250ccオフ車最後の砦だったセローすら一旦生産終了するのが決まっちゃいましたが、このクラスでホンダの空冷オフ車が再び拝める日は来るのかな…
2018-02-09 12:00:27 +0000