長野県諏訪市にある神社で、諏訪大社上社の摂社にあたります。
住宅街の中にある一見ちょっと大きめな普通の神社ですが、
この神社の神職が行う特殊神事として
諏訪湖の御神渡りの発生状況を見極めて
当社祭神へ報告する「奉告祭」と、吉凶の占い結果を
諏訪大社上社へ捧げる「御渡注進式」から成る
「御渡神事」があります。
御神渡りとは、諏訪子…諏訪湖に張った氷が
割れてせりあがる現象の事で、「元朝の蛙狩り」や
「高野の耳裂け鹿」等の「諏訪の七不思議」の一つです。
(ちなみに七不思議は上社下社合わせ全部で11個あります)
諏訪大社上社の建御名方命が下社の八坂刀売命に
会いに行った足跡であるとも言われています。
御神渡りは長らく発生していませんでしたが、
今年の2月2日に実に5季ぶりに発生したとの事で、
5日に八劔神社の神職により拝観式が行われる予定だそうです。
また、八劔神社には天和三年(1683年)から明治五年までの
御神渡りの記録(御渡帳)が伝わっています。
(諏訪市有形文化財、御渡神事は諏訪市無形文化財)
2018-02-03 10:55:47 +0000