こちら【illust/65697558】の素敵な企画様に、お邪魔いたします。
「なに、なになになに?このキラキアーさまに勝てると思っちゃってんの~?」
「どっかで会ったことある?ごめんね~、オレってば忘れっぽくてさ。
あと10回ぐらい会えば覚えると思う!たぶん!」
『えっと……すみません、私ったら、忘れっぽくて。どこかでお会いしたこと、ありましたかしら』
「だってこうでもしないと。誰もオレを、見ないでしょ?」
◆キア・キャトリー(Keir・Catley)/♂/18歳/身長168cm
昼:学生/夜:犯罪者【通り魔「空白のキラキアー」】
一人称:オレ(夜,素)、わたし(昼)/二人称ほか:あんた、そっち、それ
「誰かに自分を見てほしい・存在を認めてほしい」という一心で犯罪に傾倒している青年。
常に埋まらない大きな寂しさのようなものを抱えており、
「誰かに自分を見てもらう」ために、定期的に無差別の暴力行為に及んでいる。
(視線と意識を自分だけ、ただひたすら自分だけに集中させたいので、
「見てもらえなくなる」という理由から殺しはしない。武器も使用せず常に身一つ)
*
いつも明るくへらへらあっけらかん、行動言動もどこか定まらずふわふわ軽め。
記憶力が悪いためあまり人の顔と名前が覚えられない、過去のこともぽんぽん忘れてしまう。
(ただ、ある程度の常識は備えているため話が通じないわけでもなく、
自分の異常性も重々理解している上で
「自分が見てもらうには暴力で無理やりこちらを向かせるしかない」と思い込んでいる)
*
昼は女装し、品行方正でお淑やかな「お嬢様」を装っている学生。
互いに無関心な家族と離れ、別荘に無機質な2人の使用人と暮らしている。
誰に対しても敬語口調で丁寧に接し、物静かに振舞うが
記憶力の問題で端々に天然ぼんやり感が見え隠れする。
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◆02/05 素敵な宿敵のご縁を結んでいただきました!
キャシー・アンブローシアさん【illust/66892874】(昼:先生→キャシー先生/夜:あんた、お姉さん)
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「ああ、すみません――少しぼうっとしていて、お昼休みの時間を忘れていました。
ありがとうございます、……えっと。お名前、お聞きしてもよろしいですか?」
「わたし、物覚えがとても悪くって……。
次出会ったときに忘れてしまっていても、お気を悪くされないでくださいね」
唐突に、胸の奥で空虚を感じるときがある。
恋しいような、寂しいような、苦しいような――
そんなとき、「先生」である彼女にふと声をかけられた。
あなたはきっと、オレを見てはいないのだろうけれど。
オレはきっと、またあなたを忘れてしまうのだろうけれど。
その丁寧な声に、少しだけ救われたような心地がしたのは、なぜだろう?
▼
「初めまして?二度目まして?まあ、何でもいっか~。
頑張ってオレを捕まえてみてよ、警察官のオネーサン!」
「いつも懲りないって?あはっ、ごめんね~、そう言われても覚えてなくって!」
「だってあんたも、事件がなければオレを見はしなかったでしょう?」
いつものように誰かを手にかけようとした夜、「警察官」の彼女に出会った。
反応から察するに何度目かの出会いなんだろうけど、やっぱりオレは覚えていなくって。
それは今までも、そしてこれからも変わることのない、
変われない と思っていた唯一の――はずなのに。
何十回と繰り返されるうちに、その存在が朧げに浮かぶ。
昼に出会う面倒見のいい「先生」、夜に出会う諦めの悪い「警察官」。
もしかしたら?いや、そんなわけはない。
暴力のない自分を振り返る人なんていないのだから。
でも、それでも。
――本当に、「もしかしたら」――?
(※最終更新:18/02/06)
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◆交流:成立記念絵のほか、
終了後も年に何度かTwitterでゆっくり大切に描いていけたらと思っています。
お互いのペースで、末永くまったりお付き合い頂けたら、うれしいです。
◆友人等、何かピンとくる関係がございましたらぜひぜひ。
交流のモブ・背景等にも使えそうでしたらお気軽にどうぞ!
◆Twitter【twitter/torado_10】
(当方、Twitterに不在がち かつ お喋りや語りが得意なほうではないので、
その辺りはあまり期待しないで頂けたら、大変有難く存じます…すみません)
◆何か問題等ございましたら、ご連絡を頂けると幸いです。どうぞ、よろしくお願い致します。
2018-01-20 15:01:16 +0000