霖が高校4年の頃に制作してた漫画「地震より恐いものはない」
現実では考えられないような、最悪のシナリオを重視した漫画。
しかし、2011年3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震(M9.0)で「想定外」で済まされる問題でない事を学んだ。
大津波で、家族、友達、愛人、家、財産、ペット…全てを失い涙を流したはずだ。
全てを失っても、必死で前の暮らしを取り戻そうと、亡くなった人たちの分まで生きてきたはずだ。
それは、1995年1月17日に起きた兵庫県南部地震の時も同じである。
最悪のシナリオで想定しなければならない事態になっているのである。
「M 10級の地震なんて起きるはずがない」
たしかに、起きないかも知れない。
研究者の人たちも「M 10級の地震は起きない」とまで言っている。
本当に、そう言い切れるか?
絶対に、100%発生しない、と言い切れるか?
0.00001%でも起きる可能性があるなら、「起きる可能性がある」と解釈される。
私たち人類が誕生したのは、およそ700万年前である。
地球が誕生したのは、およそ46億年前である。
という事は、46億年の歴史の中で、M 10級の巨大地震が何度も発生していたかも知れない。
確かに最新の技術は優れている。
しかし、機械も人間と同じで計算を間違える事はある。
「M 10級の巨大地震が起きる可能性がある」と最悪のシナリオを想定して、日々を生きていきたいものだ。
2018-01-17 09:52:51 +0000