カワサキの250ccクラスのオフ車と言えば、戦う4ストことKLXにバリバリ2ストのKDXと水冷エンジンのバイクばかりの印象がありますが、一方で空冷エンジンを搭載したこのスーパーシェルパも造っておりました。
シェルパはヒマラヤ山脈において荷揚げや道案内を行う登山のプロとも言うべき少数民族で、本車もその名前の通り軽量な車体と粘り強いエンジン、低いシート高や深いハンドル切れ角を備えたいわゆるトレッキング系オフ車です。ライバルはごぞんじセローやホンダのSL230/XR230ですが、本車はDOHCエンジンを搭載し26馬力を発揮することからSOHCエンジンのライバル勢が苦手とする高速走行もある程度快適にできる利点があります。
さながら空冷版KLXかカワサキ版セローとでも言うべき一台として需要はあったようで、絶版から10年になる割には今でもオーナーさんに大切にされてる綺麗な車体をちょくちょく見かけるバイクでもありますね。
KLXの後継車すらまだ姿が見えないのが現状ですが、いつかはこっちも戻ってきてほしいなぁ…
2018-01-13 10:00:13 +0000